フランス暮らしあれこれ  セ・ラ・ヴィの国で奮闘中

フランス人夫とパリ郊外で2人暮らし。異国の地での日々の生活や手続き、結婚等あれこれを綴っていきます。

驚きチーズ大国フランス

こんにちは。

フランスと聞いて食べ物(や飲み物)で思いつくものと言えば、フランスパンやワイン、シャンパンなどかと思うのですが、

今私が聞かれて答えるなら、なんといってもチーズ

フランス人にとってチーズは食事の一部。欠かせない存在みたいです。

ちなみにフランス語ではフロマージュと言います。

 

驚くべきはまずその種類の豊富さ安さ

フランスにはおよそ300種類ものチーズがあるみたいで、街中にふつうにチーズ専門店がやっています。

日本だとチーズ専門店なんてあまり見かけませんし、チーズを買うとなるとスーパーだったり、デパートの輸入食品を扱うところになるかと思います。

日本のスーパーだとカマンベールチーズやチェダーチーズなどもありますが、よく見かけるのはいわゆる「チーズ」で、スライスチーズや円状で6つに切れたチーズなどが多く、何のチーズなのかよくわからないものが多いと思います。

もちろんこちらのスーパーにも同じようなチーズも売っていますが、多くが「チーズ」ではなく、それぞれ名前のあるフロマージュなのです。(この説明伝わってます。。。?

カマンベールにエメンタール、コンテ、サンタギュール、サン・ネクテール、サント・モール・ド・トゥレーヌ、ブリー、ロックフォールetc....これ全部チーズの名前です。

まだ試したことのないチーズも多く、ここには書ききれないほどの取り揃えです。

原料も牛乳だけでなく、ヤギや羊のミルクでできているものも揃っています。

スーパーの陳列棚の占領レベルが日本とは全然違います。

値段も大きさや種類に寄りますが、大体2€弱(日本円で210円くらい)からあります。

それに同じ種類のチーズでも複数の会社から出ているものもあり、例えばカマンベールチーズは3-4種類置いてあり、値段も250gで2€弱 (日本円で210円くらい)。

激安Σ(゚Д゚)

 

フランスに来た当初、そんなにたくさんの種類があるとも知らず、チーズの名前を言われてもはてなんのことやら?えっそれってチーズの名前?!って感じでしたが、最近やっといくつかのチーズは名前を言われればどんなチーズだったかイメージできるようになってきました。

 

ところでチーズの名前のはじめに「サン」とついているものがたくさんありますが、フランス語ではsaint、神聖なとか聖人という意味です。そう、宗教と結びつきがあるんです。というのも、かつて各地の修道院でチーズ作りが行われており、名前にsaintとつくチーズはどこかの修道院で作られていたということみたいです。

 

 

そして種類の多さとお手頃価格にくわえてびっくりなのが、その食べ方

日本ではオシャレにお酒のあてとして食べる人もいると思いますが、どちらかというとおやつ替わりだったり、料理のトッピングとして使うことが多いと思います。

私は子供の頃さけるチーズをおやつ替わりにしてました(笑)

 

が、フランスではチーズは食事のあと!Σ(゚Д゚)

正確には一通り食事が終わって、しめのデザートにいく前です。

食事会にお呼ばれすると、必ず、今の所ほぼ100%、プレートにのせられたチーズが3-4種類でてきます。各自好きな物を好きなだけとってからパンと一緒にいただきます。

我が家も、夫が例にもれずチーズ好きなので必ず冷蔵庫に3-4種類入っています。

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スーパーで買ったチーズ

さすがにプレートにはもらずそれぞれパッケージに入れたままですが、夕食時に必ず食べてます。下手すると休日は昼と夕の2回食べちゃってます。

最初は、お腹がいっぱいなのにこってりしたチーズなんて食べられないよー、なんて思っていた私も、今ではつられてついつい食べちゃってます(笑)

慣れってこわいですねー。

チーズによっては塩分を多く含むものがあるので、乳製品で体にいいといいながらも食べ過ぎには注意です。

 

余談ですが、私はヤギのチーズが苦手なのですが、知り合いに教わった食べ方で、ジャムをつけると食べやすくなったので、ヤギのチーズは苦手という方は良かったら試してみてください☆

 

 

こんなにもチーズがフランスで欠かせない食事の一部になっているとはビックリでしたが、種類も豊富で値段も安いとなれば納得。

例えばカマンベールチーズは、ノルマンディー地方のカマンベールというところが原産のように、様々な地方にそれぞれ原産のチーズがあるので、旅行に行くときはぜひその地のチーズを試してみたいなぁと思っています。