フランス暮らしあれこれ  セ・ラ・ヴィの国で奮闘中

フランス人夫とパリ郊外で2人暮らし。異国の地での日々の生活や手続き、結婚等あれこれを綴っていきます。

病院巡りでフランス語の練習

こんにちは。

日本でもニュースになっているようですが、年金改革を何としてでも押し進めようという政府の姿勢に、ストライキ&デモも激しくなりつつあるこちらフランス。

この週末パリにでる用事があったのですが、ニュースで見た通り、ゴミ収集を行う人たちのストライキでゴミが回収されず、道に山積みになっているエリアがありました。

 

回収されず道端に山積みにされたゴミ

 

公衆衛生にかかわるストライキってどうなの?と思ってしまう。。。

そもそもパリは道にゴミや犬のフンが落ちていたり、あきらかに誰かここで用を足したよね?と思ってしまうような匂いがしてきたりと、はっきり言って「汚い」のですが、そこにさらにこのストライキと、汚さに拍車がかかっています(´Д`)

 

そしてそんなストライキ&デモを横目に、病院巡りをしている今日この頃(*'ω'*)

けっして大病しているわけではなくて、そもそも血液検査は自分で検査センターに出向かなければならないし、エコーやCTなどの検査も自分でできるところを探して予約して行き、その結果を持って再度受診しなければならないので、それだけ予約が増えるという。

さらにかかりつけ医でさらっと話したことが、それは一度専門医に診てもらった方がいいとなり紹介状を渡されてしまったり。

 

手帳にちりばめられた受診や検査の予約スケジュールを見ていると、なんだかお年寄りになった気分(笑) 外出予定はほぼそれじゃないかー(笑)

 

まぁでもこんなに病院通いができるのも時間のある今だからこそ。

しかも医療費がほぼ無料(*´ω`)

そう、面倒で時間のかかる病院通いですが、それでも数少ないフランスの良いところ(笑)、それは医療費の自己負担が少ないこと!

こちらの医療保険はすべての人が加入する基礎保険と、任意保険(mutuelle)の2段階になっており、もちろん任意保険によって条件は異なりますが、この2つに加入していると窓口で支払いをしてもほとんど還付されます。

先日したエコー検査では100€ほどを窓口で支払ったのですが、この2つの保険から還付があり、最終的な自己負担は10€ほどでした。

ちなみに私はもともと任意保険には入っていなかったのですが、前の勤め先がこの任意保険に強制加入だったため加入しました。

Drから処方された薬の中には保険でまかなわれないものもあるようで、その場合は実費となるので要注意です。

そんなわけで、医療費の負担が重くないので、しっかり診てもらえるなら診てもらっておこうとなるのです。

 

そしてこの受診が私にとってはちょっとしたフランス語の練習になっています('ω')

フランス語のテキストに取り組んだり、本を読んだりポッドキャストを聞いたりしているという話を以前ブログでしたのですが、やっぱり人と接することをしないと慣れていかないのでダメなのです。

電話が苦手なので、予約は基本おなじみのサイトDoctolibでとるのですが、総合病院や検査機関の場合、かなりの確率で前日に予約の確認電話があります。

ドタキャン回避なのか、明日の〇時〇分に予定通り来られますか?というもの。

電話相手は毎回異なるので、ちょっとしたリスニングの練習になるのです。

そして受付では、氏名、住所、電話番号等の確認や保険証を出すように言われたりなど基本同じ内容なのですが、発音に難のある私にとってはこのやり取りがなかなかの関門で通じず、繰り返し練習になるのです。

日本だと問診票に記入することが多いですが、こちら基本ほぼ口頭確認。

さらに電話番号など繰り返して確認することをしないので、もし間違って通じていたら間違ったまま。。。

しかも待合室にたくさんの患者さんもいる中大きな声でやり取りするので、個人情報保護ってなんだろうとなるレベル(´Д`)

 

そしていざ肝心の受診や検査も、先生や検査技師、看護師さんなどと話しをすることになるのでそれも会話練習の一つ。

もちろん一人で受診するため、症状に関連する単語を事前に調べたり、説明することを整理してメモをしたり心の準備をしてから行くのですが、何度も回数を重ねることで変な緊張をしなくなってきました。

いろんな病院や検査センターでいろんなスタッフの人と接すると、本当に人によって様々だなと感じます。

日本だと100%クレームが来るレベルの自分ペースで強権的な冷たい対応をする人もいれば、笑顔でしっかりこちらのペースに合わせてくれる人もいるし。

本当にいろいろです。

ついつい速いペースでサクサクと診察や質問をされると、それに答えるだけでいっぱいになってしまい、こちらから質問ができず後からモヤモヤすることがあるのですが、最近は遠慮せずに自己主張せねばと肝に銘じています。

悲しいかな、私のフランス語が通じず、眉間にしわを寄せて「わからない」と言われることもあります( ;∀;) こちらの人、けっこう表情や声色にネガティブな感情を出すんですよね。それが見えると怖気づいてしまいそうになるのですが、自分の健康を守るのは自分の責任。相手の気持ちを汲む、相手の立場にたって考えるという文化ではないので、こちらから意思表示をしなければ伝わらないのです。

病院をめぐりつつ、フランス語と精神を鍛えています。

とりあえず、受診日に交通機関のストライキが重なりませんように(>_<)