フランス暮らしあれこれ  セ・ラ・ヴィの国で奮闘中

フランス人夫とパリ郊外で2人暮らし。異国の地での日々の生活や手続き、結婚等あれこれを綴っていきます。

結婚→配偶者ビザ→渡仏の手続きについて~その2~

その2の今回は、婚姻要件具備証明書の受取から日本の役所での入籍、外務省でのアポスティーユ取得、法定翻訳、在日フランス大使館への提出までを一気にご紹介します。

 

婚姻要件具備証明書ができたと在日フランス大使館から連絡があったのが10月末。

夫の来日を12月上旬に予定していたので、無事に書類ができて一安心でした。

 

12月上旬

Day1 

夫が満を持して来日

 

Day2 

在日フランス大使館で婚姻要件具備証明書を受取&地方にある私の実家へ移動

予約は必要ないということだったので、午前中の開館時間に合わせて2人で大使館へ。

身分証明書を提示して奥に入り、待合室で少し待った後、部屋に通されて婚姻要件具備証明書を日本語訳も一緒にもらいました。そしてその後の手続きの流れも説明してもらいました。

そして午後、地方にある私の実家へ。skypeではやり取りしていましたが、夫と私の家族の初対面。

 

Day3 役所で入籍

大使館でも念を押されましたが、フランス人との結婚の場合、婚姻届の提出を当人である2人が行わなければならないので要注意!代理人による提出は認められません!

記載内容に問題があるとすぐ受理されず時間がかかることがあると聞いていたので、事前に提出先の役所に問い合わせて書き方を確認しておきました。

必要書類も提出する役所によって違いがあるようなので、事前の確認をおすすめします。ちなみに私たちは私の本籍地のある市役所に提出しました。

持って行った書類👇

婚姻届:夫側の情報は署名以外私が記入。全てカタカナ書きになるので、夫の苗字をどう書くかけっこう悩み、結局何度も発音してもらって、一番音が近い形で書きました。

婚姻要件具備証明書&訳:大使館でもらったもの

・夫の出生証明書&訳:訳は誰がしても良かったので、私がして、翻訳者として私の名前を記入しました。

・夫のパスポート&訳:この訳も私がしました。

・私の身分証明書

 

無事に受理され、その場で婚姻届記載事項証明書をもらいました。

これが次の手続きに必要になるので、忘れずにもらいましょう。

ちなみに、婚姻届をコピーしたものにさらに必要な記載が加わった感じのものでした。

そして同じ日に夫の結婚式の衣装合わせも行いました。

 

Day 4 婚姻届記載事項証明書のスキャンを法定翻訳家に送信

婚姻届記載事項証明書は日本語で書かれており、外務省でアポスティーユを取得したのち、法定翻訳したものを在日フランス大使館に提出することになります。

東京滞在中にすべての手続きを終わらせるため、在日フランス大使館のサイト内にあるフランス大使館指定翻訳会社リストを参考に、事前に法定翻訳会社に連絡をして納期や見積もりを取っておきました。

私がお願いしたところは、事情を話すと、婚姻届記載事項証明書が手に入り次第スキャンで送信すればデータをもとに翻訳を開始してもらえ、受取までにかかる日数を短縮できるということだったのでそのようにお願いしました。

 

Day 5 市内観光

 

Day 6 結婚式&食事会:身内だけで和装の神前式を行いました。

 

Day 7 東京へ移動

 

Day 8 外務省で婚姻届記載事項証明書にアポスティーユを申請

アポスティーユの申請&受取は郵送でもできますが、私たちは最短時間で行いたかったので、外務省の窓口に午前中に出向いて申請しました。

持って行った書類👇

・婚姻届記載事項証明書

・アポスティーユ申請書

・2人の身分証明書

 

ちなみにこの日の午後は東京観光をしたり友人と食事をしたりしました。

 

Day 9-① 外務省でアポスティーユの受取

窓口で受取の場合、申請の翌日午前から可能なので、朝一番で受取に行きました。

 

Day 9-② 婚姻届記載事項証明書の法定翻訳受取

Day 4で法定翻訳会社に婚姻届記載事項証明書のスキャンを送り翻訳を開始してもらっていましたが、 アポスティーユを取得し、アポスティーユ付きの原本を持ってオフィスに受取に行きました。受取は予約制でした。

翻訳の内容を確認し、問題がなければ原本に翻訳がつけられ割印をされて完了。

 

実はこの日朝から体調を崩し、フラフラしながらこなした覚えがあります。

 

Day 10 在日フランス大使館へ報告

婚姻届記載事項証明の翻訳ができたら、あとはそれを在日フランス大使館へ提出するのみ。郵送でもできましたが、直接大使館に持っていきました。予約は必要ありませんでした。

 

持って行った書類👇

・婚姻届記載事項証明書アポスティーユ付き&法定翻訳

・フランス戸籍への登録申請書

・返信用レターパック(氏名・住所記入済み)

 

体調不良が続き、実は夫に一人でバスで行ってもらいました。初日に一緒に行っていたとはいえ、日本語ができないので心配でしたが、なんとか行って戻ってくれたので良かったです。

 

Day 11 夫フランスへ帰国&私実家へ帰省

 

これでひとまず手続きは終わりです。あとは配偶者ビザを申請する際に必要となる家族手帳と婚姻証書謄本が送られてくるのを待ちます。

 

この11日間は本当に弾丸日程でしたが、予定通り手続きができたので本当に良かったです。やり切った感がすごかった☆

結婚式やら観光やらも詰め込んで、大事な手続きも最短で行えたので、しっかり計画・準備しておいて良かったなと思います。ちょっと詰め込みすぎでしたが(笑)

 

東京やその近郊以外の場所に住んでいる場合、直接出向かなくても郵送で手続きを行える場合が多いですが、短期間で行うためにはしっかりと計画・準備しておくことが成功の秘訣です。今回ご紹介した流れが参考になれば幸いです。

 

次回その3では家族手帳の受取から配偶者ビザの申請&受取までの流れをお伝えします。