結婚→配偶者ビザ→渡仏の手続きについて~その1~
フランス人パートナーとの結婚が決まってフランスに住む場合、配偶者ビザの取得が欠かせません。そこで、フランス人の夫との入籍準備から日本式での結婚、配偶者ビザを取得し渡仏するまでの流れを全3回に渡ってお伝えします。
在日フランス大使館のサイト内のMariage d'un(e) français(e) avec une personne de nationalité étrangère au Japon を参考に記載内容に沿って準備しました。ちなみにこの説明、フランス語版しかありません。。。
*2020年2月に内容がアップデートされて少し変わっているところがあるようです。私の経験は参考までに、最新の手続き方法に沿って準備していってくださいね。
私たちの場合はこんな感じでした👇
日本式で結婚することを決定
↓ 必要書類の準備
私が日本へ一旦帰国&婚姻要件具備証明書の申請(2018年9月中旬)
↓
夫が来日
在日フランス大使館で婚姻要件具備証明書の受取(10月末に完成、受取は12月上旬)
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日本の役所で入籍&婚姻届記載事項証明書の受取
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外務省で婚姻届記載事項証明書にアポスティーユ申請&受取
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アポスティーユ付き婚姻届記載事項証明書の法定翻訳申請&受取
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在日フランス大使館へ結婚の報告
(夫の来日からここまで、結婚式や観光も間にはさんで10日程でしました!)
↓ 夫フランスへ帰国
家族手帳&婚姻証書謄本の受け取り(2019年2月上旬)
↓
在日フランス大使館で配偶者ビザの申請(2月中旬)
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配偶者ビザの受け取り(3月上旬)
↓
渡仏(3月中旬)
その1の今回は結婚が決まり、必要書類の準備から婚姻要件具備証明書の申請、出来上がりまでをお伝えします。
1.入籍はフランス式か日本式か?
私たちはいろいろ考えた末に日本式で結婚することにしました。
一番の理由は、日本式の方が自分たちで順序立ててスムーズにすすめられそう、と思ったからです。
というのも、当時私は学生ビザでフランスに滞在中で、結婚することが決まったとき、ビザの期限が切れるまで5カ月ほど。
フランス式は予想以上に手続きに時間がかかることがあると聞いていたので、ビザの期限が切れるまでに全て終わらなかった場合、滞在の手段がややこしくなりそうだなと。
学生ビザを延長して時間をかせぐということもできると思いますが、そのためには延長の手続きにまた準備が必要になりますし、学校に通わなければならないので学費もかかります。そこに時間&労力&コストをかけるくらいなら、その分を配偶者ビザ取得に使いたいなと。
日本式で行う場合、フランス人(夫)本人が日本の東京にあるフランス大使館に行かなければならない&婚姻届けを提出しに役所に行かなければならないということだったのですが、夫は幸い1-2週間の有給休暇の都合がつけられる仕事だったので、この点も問題なし。
そんなわけで日本式に決定。
結果的にはスムーズに進んだので、日本式で良かったです。
2.日本式と決まれば婚姻要件具備証明書の申請
まず、婚姻要件具備証明書ですが、独身であるとか婚姻をするのに問題がないことを証明するもので、今回の場合はフランス人(夫)側のものを申請することになります。これは後々、日本の役所で婚姻届けと一緒に提出することになります。
フランス人側が準備するもの👇
- パスポートのコピー(顔写真等個人情報のページ)
- carte national d'identiteのコピー
- 申請日から3か月以内の出生証明書
- 質問票2種類
日本人側が準備するもの👇
- パスポートのコピー
- 戸籍謄本と訳
- 質問票1種類
当時夫のcarte national d'identite に記載されている住所が古いものだったので、念のため更新してもらいました。(夫は問題ないと言ってたんですが、念のため。)
夫側の書類を持って私が一旦帰国し、私の戸籍謄本とその訳を合わせて在日フランス大使館の領事部へ送付しました。
そしてフランス人側の出生証明書ですが、これは簡易型のextraitではなく、intégralの方なのでお間違いなく。夫はなぜか出身地の役所からextraitが渡されてしまい、案の定大使館に送付後、これじゃないですと連絡があり、再度送り直すはめになりました。
日本以外に在住の場合、婚姻要件具備証明書ができるのに最低1か月半かかるということでしたが、取り直した出生証明書を送ってから、本当に約1か月半でe-mailでできましたよと夫に連絡がありました。
フランス大使館とはいえ、やっぱり日本にあるだけあって、さすがの対応だなと思った記憶があります(笑)