フランス暮らしあれこれ  セ・ラ・ヴィの国で奮闘中

フランス人夫とパリ郊外で2人暮らし。異国の地での日々の生活や手続き、結婚等あれこれを綴っていきます。

新たな人生の選択

こんにちは。

日本では週末に大学共通試験が行われましたね。

受験生のみなさん、本当にお疲れさまです。

 

もう二度と試験なんて受けたくないなぁ(笑)

18歳なんて、自分のこともまだよくわかっていないし、将来やりたいことなんて曖昧だったり漠然としたものだったり、でもそこでの選択である程度その後の道が決まってしまうのがなんとも。。。

今となっては、別の選択をした方がよかったんじゃないかなぁとも思うし、でもその当時はその選択しか自分にはできなかったよなぁとも思うし。

人生って本当に選択の連続。

そして昨年も実は大きな選択をしていた私。。。

 

そうなのです、仕事を退職しました!

というわけで、だたいまの肩書は専業主婦。というかフランスでは失業者?

 

事の顛末はというと、もともとリストラ対象ではなかったのですが、ポストがきつすぎて、あえてリストラ対象のチームに異動願いを出したので、そのまま契約解除になったという。

そもそもリストラ対象了承の上で異動願いを昨年の春に申し出ていたのですが、上司には何かと理由をつけて先延ばしされていて、このまま続けられないと夏休み中に退職願いを準備。休み明けの次の週に提出しようとしていた矢先に会社側から呼び出され、チームの解散とそれに伴う部署異動等考慮した上、該当しないということで契約解除になると。

絶妙のタイミング。

というのも自己都合退職の場合は雇用保険の支給対象になりません。

ただ今回会社側と同意した「双方の合意に基づく契約解除」の場合、雇用保険の支給対象となるのです。

そもそも会社側から呼び出されたのは、「経営状況に基づくリストラ」ではなく「双方の合意に基づく契約解除」の打診が理由でした。

いろいろ調べてみると、「経営状況に基づくリストラ」の場合、雇用主である会社側の手続きが煩雑になり、また人を新たに雇用する際に制約がでてくるとか。

なので会社としては「双方の合意に基づく契約解除」を行いたいのです。

私の調べでは「経営状況に基づくリストラ」の方が被雇用者には雇用保険の支給額の面でプラスのようだったのですが、波風を立てずに終わりたかった上に、そもそも自己都合退職を考えていたので、「双方の合意に基づく契約解除」で合意しました。

 

当初、将来的なチームの解散が発表されると、足早に転職を決めて去って行く人もいれば、同じグループ会社の別のポストに異動することを選ぶ人も。

確かに自分も経験があって、フランス語に不便がなかったらそうしただろうなぁ、いや、そもそもそれなら異動願いなんてせずにすんだよなぁなんて少し思っていました。

タイミングが悪かったというかなんというか。

でもリストラになるよりはと別のポストに異動した人も、新しい環境になじめず身の振り方に悩んでいたり、最終的には予想よりも多くの人数が契約切れになったこともあり、土壇場で会社に振り回されるより、早めに自分で自分の身の振り方を決めておいてよかったなーと思っています。

 

今回の就職では大変だったからこそ、専門知識を含め自分に何が足りないのか、何が仕事において自分の優先順位が高いのか、またフランスの会社で働く上でどういうスタンスでいると良かったのか、などいろいろと知る・経験することができたのでそれは良かったなと感じています。

 

私の職種はどうやらフランスでは徐々に間口が狭くなってきていて、正直、同じようなポストでまた仕事が見つかるのかは不明です。今の私の語学力や経験、学歴ではちょっと見つからないかもしれないなとも思っています。

同僚フランス人の中には仕事が見つからないということで大学の博士課程まで進む人もいるのです。。。あぁなんて学歴社会。。。

 

なので先の不安がないわけではないですが、まずはあの環境に耐えた自分にブラボー👏ちょっと休憩して、仕事をしてくれている夫に感謝しつつ、この2023年は焦らずゆっくり進めればいいなと思っています。

なるようになるさー。