フランス暮らしあれこれ  セ・ラ・ヴィの国で奮闘中

フランス人夫とパリ郊外で2人暮らし。異国の地での日々の生活や手続き、結婚等あれこれを綴っていきます。

無料&清潔&トイレットペーパーありのトイレはどこ?

こんにちは。

外出制限が緩和され、天気もいい時期なので外出する機会も増えている今日この頃。

うきうきする外出でいつも頭をよぎる心配ごとは、そう、トイレ!

日本にいるときは外出時にトイレの心配をするなんて、数えるほど。

しかもトイレに行くのにお金を払うなんて、ちょっと考えられないですよね。

デパートやショッピングセンターはもとより各駅に、新幹線の中に、ましてやコンビニに、もちろん高速道路でもサービスエリアに、大体きれいに掃除され、トイレットペーパーがきちんとあって間違いなく無料のトイレがあります。

しかも最近はウォシュレット機能付きのトイレがどこにでもありますよね。バリアフリーがうたわれて、特別なトイレが必要の人に向けた個別のトイレの設置もすすんでいます。

 

が、ここフランスは大違い!

トイレが近い私には、けっこう大変なのです(;´д`)

 

つらいのが、大体どこのトイレも有料。

例えばたくさんの線が乗り入れている電車の駅のトイレは去年の暮れに10サンチーム値上がりし、今は90サンチーム、約110円ですΣ(゚Д゚)

最近、電車を利用する定期券や切符を持っている人は無料で使えるようなトイレが設置されている駅を見かけるようになり、これは本当にありがたいんですが、なぜかロックがかかっていて使えないことがしばしば。郊外に向かう電車の中のトイレもなぜか閉じられていることがしばしば。そして汚い(-_-;)

この汚さは駅のトイレに限らずですが、こちらのトイレって、上げたり下げたりできる便座がないことが多く、流すときの水しぶきがすごいせいか、座るところがほぼ確実に濡れています。

そしてそんな便座をまず拭きたいのに、トイレットペーパーがきれていることもしばしば。

ウォシュレットなんて夢のまた夢。

道端にボックス型の公衆トイレがあったりしますが、こちらももちろん有料。

 

そんな中、外出時の救世主は大きな高級デパート。

そもそもデパートには無料で入れますし、ギャラリーラファイエットやボン・マルシェなどはトイレを無料で開放しています。そしてお掃除も定期的にされているのか、比較的きれいめ。なので、そういったデパートの近くに出かけるときは、ありがたく使わせてもらっています。

ちなみに平日なら図書館。私はあまり利用したことがないですし、旅行者の人にはちょっと難しいかもしれませんが、図書館なら基本誰でも無料で入れますし、トイレも使えます。

 

ではそんなデパートなどが近くにないときどうするのか?

はい、カフェです。

こちらはカフェが本当に至る所にあります。なので一番安いコーヒーを一杯頼んで、そこでトイレに行くのです。

これ、自分の中ではいまだにしっくりきていません。

なぜなら何か飲みたいわけじゃない、入れたいんじゃない、出したいんですー(ちょっと汚くってゴメンなさい(笑))

しかもコーヒーって、飲んだらそのあとまたトイレに行きたくなるじゃーん(゚Д゚)

カフェにもよりますが、安くても2€(日本円で250円くらいでしょうか)以上はするところが多いと思います。

トイレのために飲みたくもないコーヒーを注文し、全く飲まないのは罪悪感でちょっとは口をつけ、そして去る。。。

カフェによってはいくらか払えばトイレを使わせてくれるところもあるようなので、個人的にはその方がいいなと思っています。

 

そしてカフェのトイレも厳重に管理されていてカギがかかっていることがあります。

なので私は大体カフェでトイレに行くときは、店員さんに一言声をかけてから行くようにしています。

以前オペラ前の大通りにあるスターバックスに行ったのですが、こちらも暗証番号で施錠されており、店員さんに番号を教えてもらわないと使えませんでした。

 

街中はお金を払えばなんとかなるのですが、困るのは車で遠出をするとき。

 

日本だと高速道路にパーキングエリアやサービスエリアがちょこちょこあり、急にトイレに行きたくなっても15分も我慢すればトイレに行けると思います。かなりの田舎の場合は厳しいかもしれませんが、それでもそういうところはスーパーやお店でトイレを開放しているところも多く、なんとかなると思います。

 

が、こちらはそもそもパーキングエリアの数が少なく、田舎もいわゆるふつうの商店ではトイレを開放していません。

一度遠出をして、帰りに車の相乗りを利用したのですが、冬で寒くただでさえ近いトイレがさらに近くなり、ドライバーさんにパーキングエリアに止まってもらうようお願いしたもののパーキングエリアがなく、高速道路を出て一番近くのカフェに止まってもらうまで死にそうな思いをしたことがあります。人生であんなに我慢したことはなかったです(笑)そして恥ずかしかった。。。(*´Д`)

ちなみにこのドライバーさんもトイレに行きたかったらしく、自分はその辺でするからと、工事現場のようなところの繁みに向かっていきました。。。

 

そうなんですよね、パリの地下鉄構内だったり街中でたまに臭いにおいが漂っているときがあります。

個人的にはトイレがそもそもあまりない上に有料なので、その辺でしちゃう人がいっぱいいるんだろうな思ってます(-_-;)

 

 

そんなわけで私が長時間外出するときのポイント👇

・あまり水分をとらない。出かける前のコーヒー・紅茶(カフェイン)はNG

・トイレに行かれそうな場所の目星をつけておく

・ティッシュペーパーは必ず携帯

・できれば小銭を準備

・無料のトイレを見かけたらとりあえず行っておく

・食事でカフェやレストランに行ったときも必ずトイレに行っておく

 

トイレが近いという方はぜひ参考にして頂ければと思います(笑)

 

ちなみにいつもトイレ、トイレと言っていると、夫がこれをプレゼントしてくれました。

f:id:kikiwawa:20200608192857j:plain

これはパリのどこでトイレに行くことができるか?について書いてある本です(笑)

各区ごとに場所と特徴がおさえてあります。良かったら見てみてください

(^^;

 

 

トイレが近い私にとってはなかなか大変なフランスでの外出。

徐々に公衆トイレの数が増え、あわよくば無料のトイレが増えることを願うばかりです。