パリから電車で1時間ちょっと。シャルトルもおすすめです。
フランスと言えばパリ!
フランスを初めて旅行する人はほとんどの人がパリを訪れると思います。
エッフェル塔に凱旋門、モンマルトルの丘にオペラにルーブル美術館。
パン屋やチョコレート屋さん巡りにブランドのお店巡り、カフェでゆっくりランチetc.と、パリだけでもすること盛りだくさん。
時間があればヴェルサイユ宮殿やモンサンミッシェルまで足を運んでみる。
日本では長期の休みがとりにくいので、大体みなさんこんな感じで過ごされると思います。
ただもう少し時間に余裕があるなら、すでにパリは訪れたことがあるなら、パリから日帰りで行くことができる小さな街を訪れてみるのもお勧めです。
今回は私がよく行く街、夫の故郷のシャルトルをご紹介したいと思います。
シャルトルはパリから南西方向に90km弱の所にあります。
パリから行く場合はモンパルナス駅から電車で1時間~1時間20分くらいです。
一番の見どころは何といっても「シャルトル大聖堂(ノートルダム大聖堂)」。世界遺産に登録されていて、青い色のステンドグラスが美しく有名です。
シャルトルの駅を出ると大聖堂の一部がすぐ目に入って来るので見逃す心配はありません。駅を出て目の前の通りを進むと左手側にあります。
そしてぜひ楽しんでもらいたいのが街歩き。
左手に大聖堂を見ながら右手にのびる道に沿って行くと大きな広場が目の前に現れます。エパール広場です。
その広場を、メリーゴーランドを右手にして横切ると、旧市街。たくさんの小さなお店が軒をつらねています。
ここにある観光案内所もぜひ寄ってみてください。
「Maison du Saumon (鮭の家)」と呼ばれていて、もともとは魚屋さんだったようです。建物に鮭が隠れているので、実際に訪れて探してみてください☆
少し前に寄ったときには、日本語も通じると書かれた案内が貼られていたので、フランス語ができなくても、何かおすすめの情報が聞けるかもしれません。
それから食事をする時間があれば、名物の「パテ・ド・シャルトル」を味わってみるのもおすすめです。豚・子牛・鴨肉などとフォアグラが混ざったパテで、前菜として食べることが多いようです。
今回大聖堂のすぐそばにある、「Maison Monarqhe」というお店で買って初めて食べましたが、なかなか濃厚でおいしかったです。
この一切れで€8~9。高いなぁ~なんて思いましたが、濃厚なのでちょっとした前菜として3-4人で分けて食べてちょうど良かったです。お酒のあてにもいいんじゃないかと思います。
名物と言っても、意外と地元の人は食べないのか、これまで聞いたことがなく、夫も存在は知っているけど食べたことはなかったようです(笑)
それからチョコレートの「メンシコフ」
こちらは夫もよく知っていて(笑)、私の家族にお土産として準備してくれていたこともあります。チョコレート屋さんにケーキ屋さん、それからパン屋さんでも扱っているところがあります。
初めて名前を聞いたとき、なんだかロシアっぽい響きだなぁと思っていたら、19世紀末にフランスとロシアの同盟を祝って作られ、ロシアの王子の名前が由来とか。
表面がスイスメレンゲで包まれたチョコレートでとても柔らかく甘いです。
表面が崩れやすいので、お土産にする場合は気をつけて持って帰ってくださいね。
もし土曜日の朝に街歩きをするなら、地元の人にまざってマルシェを堪能するのもいいですね。
旧市街はとてもコンパクトなので、数時間もあれば十分堪能できると思います。
もし時間があるなら、旧市街からは離れるのですが、
「Maison Picassiette (ピカシエットの家)」もおすすめです。
こちらは一軒のお家で、壁や家具、庭などあらゆるものがカラフルなモザイクで装飾されています。宗教的なデザインが多く、なんでもこの家の主が一人でコツコツと数十年に渡り装飾し続けていたとか。
google map調べでは観光案内所から約1.6㎞、徒歩で20~25分ほどのようです。
ユール川を挟んだ東にあるので、せっかくならユール川沿いの風景も楽しんでみてもいいと思います。
最後に、実はシャルトル市、奈良県にある桜井市と1989年から友好都市で、桜井と名のついた庭園があります。
旧市街からここも少し離れるのですが、観光案内所から約1㎞、徒歩で15分くらいのようなので、良ければこちらも訪れてみてください。
フランスと言えばパリやヴェルサイユのイメージが強く、なかなか周りにある小さな街まで目が向かないかもしれませんが、シャルトルはパリからも近いですし、小さな街なので、ここでパリのにぎやかさとは違った穏やかな時間を楽しんでみるのもおすすめです(*´▽`*)