ローマの魅力~後編・ヴァチカン~
こんにちは。
前回に引き続き、ローマ旅行での滞在記。
今回はヴァチカンです。
ヴァチカンと言えばカトリック教会の総本山であり、ローマにありながら、ローマ教皇をトップとする独立国家。
こちらもずっと訪れてみたかったところ。
テレビで見た、新しい教皇が選出される際に信者によって大聖堂前の広場が埋め尽くされる様子はなかなか圧巻です。
ヴァチカンも事前に調べてみると、どうやらサン・ピエトロ大聖堂は予約がないらしく朝早く行くのがおすすめ。ヴァチカン美術館は広大で、見たいものを絞って見学しないと1日あっても足りないとか。
ということで、日にちを分けて2度足を運ぶことに。
まずサン・ピエトロ大聖堂は事前にオーディオガイドを予約。
携帯電話にアプリでオーディオガイドをダウンロードできるもので、何時でも使えるのでおススメです。
朝7時に開門するようだったので、当日はなんと朝5時起き、6時前にホテルを出発(゚Д゚)
地下鉄で向かい、最寄りのオッタヴィアーノ駅で下車。その後5分ほど歩くと2つのアーチがある門が見えてきます。
ここをくぐるとあのヴァチカン広場。右手にサン・ピエトロ大聖堂です。
特に国境があるわけでもパスポートチェックがあるわけでもなく、そのままヴァチカン内に入れました。
6時半ごろに着いたのですが、すでに10人ほど開場を待っている人の列が('Д')
でもこの時間に行って大正解。
広場はほとんど人がおらず、絶好の写真撮影タイム。
そうこうしていると徐々に列も長くなり、20人ほどに。
7時少し前には手荷物検査のためのゲートが開き、大聖堂前まですすむことができました。
そしていざ開場。
内部の荘厳な雰囲気に圧倒され、胸がいっぱいで涙ぐんでしまいました。
ミケランジェロ作のピエタ像を始め、多くの彫刻や絵画、中心にある大天蓋にクーポラ。
ただただ圧巻。
見学中にはお祈りや子供の洗礼の場に遭遇し、貴重な物を見せてもらいました。
ちなみに事前調べでは見学時間約40-50分だったのですが、オーディオガイドをくまなく聞き、写真を撮りまくった夫のおかげでなんと見終わったのは11時、そう4時間も見学してました(゚Д゚)ノ
私たちが入場した後、徐々に見学者は増えていったので、並ばずに入場したい場合や静かに厳かな雰囲気の中見学したい場合は、朝一番の開門に合わせて行くのがおすすめです。
そして日を改めてヴァチカン美術館を見学。
こちらは予約できるので、オーディオガイド付きの9時入場チケットを事前購入。
大聖堂とは入り口が離れているので要注意です。
到着するとすでに当日チケット購入のための長い列が(;゚Д゚)
それを横目に進んでいき、中に入るとすでに多くの人でごった返していました。
朝一番なのに。。。
そう、コロッセオ見学と同様、ガイド付きのグループがすでにたくさん来ていたのです。
中でオーディオガイドを受け取り、見学順路に沿って見学。
ミイラなどエジプトの出土品を始め、様々な時代の展示物があったのですが、見たかったものの一つはラファエッロ作の「アテネの学堂」。そう、中学生の時の公民の教科書の表紙が確かこの作品だったんです。
やっぱり教科書で見ていたものって、実際に本物を見ると嬉しくなります。
そしてシスティーナ礼拝堂にあるミケランジェロ作「最後の審判」、そして「アダムの創造」。
このシスティーナ礼拝堂がおそらく多くの観光客にとって一番の見どころ。
まぁすごい大混雑でした。
警備の人が何度も「セレンジオー(静かに)」と注意喚起。
ちなみにこちらは残念ながら撮影禁止。携帯電話で写真を撮っているとすぐ注意されます。
正直なところ、芸術にあまり関心のない私ですが、それでもテレビや本など、どこかで見たことのある傑作の本物を目前にすると感慨深いですね。
かなり的をしぼって見学した上に、人が多くてゆっくり見ていられなかったこともあり、ヴァチカン美術館は約4時間ほどで見学終了。
確かにすべての作品をじっくり見るとなると何日もかかるのは必至。
中にはカフェもあり、見学後ちょうどお昼時間だったので私たちはこちらでピザのランチ。お手頃なので、外でまたレストランを探すのもなぁという人にはおすすめです。
ところで、お昼過ぎに外へ出たときには、当日チケット購入者用の列はほとんどなくなっていたので、意外に午後からスタートの方が人が少なくて見学しやすいのかもしれないなぁと思いました。
さて、今回のローマ旅、もちろんコロッセオやヴァチカン以外にもローマの休日でおなじみの真実の口やスペイン広場の階段、それからトレヴィの泉やカラカラ浴場、そして街中にある教会や聖堂などいろんな所をまわってみて、みんなそれぞれに楽しむことができる何かがある街なんだろうなと実感。
紀元前後のコロッセオのような建築物から、中世に建築された教会や聖堂、そしてその当時の彫刻や絵画といった芸術、そして映画で有名になった場所、さらには高台から望む風景、フェンディやグッチを始めとしたイタリアブランド、そしてなんといってもピザやパスタといった食。
ちなみに夫はほぼ毎日ピザを、私はパスタを堪能しました(笑)
多くの人が魅せられるローマにしっかり魅了された旅になりました(*‘∀‘)