フランス暮らしあれこれ  セ・ラ・ヴィの国で奮闘中

フランス人夫とパリ郊外で2人暮らし。異国の地での日々の生活や手続き、結婚等あれこれを綴っていきます。

サマータイムって本当に必要?

こんにちは。

30℃を超える暑い日も出はじめている5月下旬。

2月頃から徐々に日がのびてくるのが実感できてくるフランスですが、多くの国と同様に3月最後の週末にサマータイムに切り替わりました。

1時間早くなるので、3月末から10月末まで日本との時差は7時間です。

フランスの夏は日本に比べて日が長く、5月中旬の夜9時半ごろでもまだ明るさが残っています。

f:id:kikiwawa:20200526000023j:plain

5月中旬、夜9時半ごろ


 

サマータイムを導入すると電気等の消費が減って環境に良かったり、余暇に費やす時間が増えて経済的に良いと言われていますし、東京オリンピックの開催に関連して暑さ対策も兼ねて日本でも導入するか話題になったと思います。

ただ一方でシステムや健康への悪影響も言われており、正確な理由はわかりませんが、サマータイムをやめた国がこれまでに数十か国あり、ヨーロッパでは現在、廃止に肯定的な流れのようです。

実際にサマータイムのある国で生活してみての実感としては、、正直サマータイムのメリットがわからない、ということ。

もちろん、夏至のころには夜10時過ぎても明るく、天気も良いので、確かに外出したい気持ちも膨らみますし気持ちも晴れ晴れします。

ただ生活リズムって夏と冬と基本変わりません。

私はフランスに来て驚くほど早く寝るようになり、夜10時から10時半には大体ベッドに入ります。すると暗くして寝たいのに、窓から光が。。。そして明るいのに寝るという違和感。

サマータイムがなくても日があけるのが早いのに、さらに早まり、まだ寝ていたい時間から差し込む日差し。

我が家のカーテンは、窓の外についているシャッターみたいなものなのですが、ちゃんと閉まらないので隙間が空いていまうのです。

確かに冬に比べれば、夜部屋の電気をつける時間は遅くなりますが、それでも本を読んだりするには薄暗く、結局電気をつけます。

こちらは窓に網戸がなく、電気の光に誘われて虫が入ってくるので、その対策も兼ねてカーテンを閉めるのですが、すると結局暗くなり電気を付ける羽目に。

そんなわけで、個人的にはまったくサマータイムのメリットが実感できていません

(;´д`)

 

一方で、旅行者、特に女性の旅行者にとってはメリットかもしれません。

夜の街でも、ライトアップしたいつもと異なる一面が見られるのは素敵ですが、それでも建物の外観は明るい中で見た方が細部まで見えていいと思いますし、何よりよく知らない街を夜暗い中歩くのはちょっとあぶないですよね。特に女性の夜暗くなってからの一人歩きは気が引けるもの。そういう点で、夜遅くまで明るい方が、限られた滞在時間を目いっぱい使うことができていいなと思います。ただ、目いっぱい使い過ぎて疲れきってしまわないように要注意です☆

 

サマータイム、暮らしている身としては本当に必要?正直なくなってもいいけど、と思っていますが、はて今後フランスではどうなるのかお楽しみに☆