フランス暮らしあれこれ  セ・ラ・ヴィの国で奮闘中

フランス人夫とパリ郊外で2人暮らし。異国の地での日々の生活や手続き、結婚等あれこれを綴っていきます。

ご近所さんはイスラム教徒

こんにちは。

数日前に少年が警察官に撃たれて死亡した事件を皮切りに、フランスでは夜間にあちこちで若者による暴動が起こり、多くの商店での略奪や車の放火等が起こっているようです。

我が家の近くの大型スーパーでも併設のカフェテリアの窓ガラスが割られていました。

そして市役所もターゲットになっているようで、被害にあわない様に対策をとっているとテレビで話をしていた市長の家族が狙われて車が放火される事件まで発生。夜間外出禁止令を出している市もあるようです。

いろんなデモがフランスでは起こりますが、ここまでの事態に正直びっくりしています。夫もこんな状況は見たことがないというほど。

亡くなった少年に対するオマージュや警察への抗議としての行動の範囲を超え、ただの暴動になっています。

一刻も早く事態が落ち着くことを願うばかりです。

 

さて、話は全く変わり、今日はご近所さんのことを少し。

我が家はコの字型の建物のアパートなので、向かい側のお家が否が応でも目に入ってしまう環境。

最近は暑いので、基本窓を開けっぱなしにしているお家が多く、真向いの一階下のお家から小さな子供の甲高い叫び声がよく聞こえてきます( ゚Д゚)言葉ではうまく気持ちを表現できない子供あるあるだと思うのですが、けっこうな頻度なので正直イラっとしてしまうこともあります。

そんなわけで、最近真向いの建物についつい目がいくことが多かったのですが、そんな中、あぁ日本ではなかなかないなぁと思った出来事が。

ある日の夜、段々薄暗くなってきていたころ、電気がついていたのでふとそのお家に目が行ったのです。

あぁ小さな兄弟とお父さんらしき人だなぁと思っていたら、なんとそのお父さん、お祈り中だったのです。

そう、イスラム教のお祈りです。

そしてその数日後、そのお宅の横隣りのお家のベランダに3人ほど人影があったので、あぁホームパーティー中かなと思って目をやったら、なんと、イスラム教のお祈り中でした('ω')

そして、わおっ!とちょっとテンションが上がってしまった私。

宗教を意識せざる負えないニュースもよく聞きますし、普段の生活の中でベールをかぶっている女性を見かけることもあるので、イスラム教徒の存在は当たり前のように感じていたのですが、今回、あぁ本当に身近にいるんだよなぁということを再認識。

日本にいたときはあまり宗教について考えることはなかったですが、海外に行くようになり、そしてフランスに住むようになり、宗教について考えることが多くなりました。

日本にももちろんいろんな宗教の人がいますが、みなさん、「あなたは何の宗教?」と聞かれてなんと答えますか?

私は一応答え方を決めているのですが、未だにどう答えるのがいいんだろうかと自問しています。