フランス暮らしあれこれ  セ・ラ・ヴィの国で奮闘中

フランス人夫とパリ郊外で2人暮らし。異国の地での日々の生活や手続き、結婚等あれこれを綴っていきます。

ソローニュ地方で2泊3日

こんにちは。

5月も真っ只中。

こちらフランスは5月に祝日が多く、季節もいいのでちょっとした週末旅行にうってつけの月なのです。

そんなわけで先日の3連休を利用して、ソローニュという地方に行ってきました。

多くの古城で有名なロワール渓谷の近くなのですが、パリから車で2-3時間ほどで行くことができる田舎です。

当初は別の町を予定していたのですが、数日前にホテルを探しだしたためどこも空きがなく、急遽こちらへ。

天気予報は雨、さらにこの週末が学校の休暇の最終日と重なるため、高速道路の渋滞は不可避。。。そんなわけで直前に予約したにもかかわらず前日にやっぱり止めようかと言い出す夫( 一一)

旅行モードになっていたのに、そんなことを言われて、まぁ田舎で雨じゃずっとホテルでダラダラして終わるよなぁとも思ったのですが、いや、どのみち私は雨女!

別の日にしたって雨は降るよと、行くことに決定!

そして、行って大正解(∩´∀`)∩

結果天気も持ちこたえ、渋滞にもほとんど巻き込まれず、田舎でゆっくりできました。

 

初日はブロアという街によって少し街並みを散策してからトゥール=オン=ソローニュにあるホテルへ。

ちなみにブロアの町、道の起伏がけっこうあります。

 

ブロア城

 

ロワール川にかかるJacques-Gabriel橋

 

ナビを信じず、違う道にあえて進んだ夫のせいで途中道に迷うハプニングもありつつ無事ホテルに到着。宿泊したホテル は森の中にぽつんとあり、周りに何もないので車は必須な印象。

夜は近くの町、ブロシューで晩ごはん。

名産らしいアスパラガスの前菜、おいしかったー。

 

前菜のアスパラガス

 

翌日はホテルで借りた自転車で森の中をサイクリング。

ソローニュの森

フランスで自転車に乗ったのこれが初めてかも('_')

車は通れないハイキングやサイクリング専用の道が何本もあり、サイクリングをしている人たちと何度かすれ違ったりしました。

 

そして昼食後にシュベルニーという街までちょっとドライブ。

ロワール渓谷の古城の一つとして有名なシュベルニー城の外観でも見てみようと行ってみたものの、なんと敷地へ入るのも有料(;´Д`)

挙句に入場チケット購入に長蛇の列。。。

ということで、横にあった漫画タンタンのショップで、シュベルニー城がモデルとなったお城のデザインのマグネットを購入して終了。

せめて外観だけでも拝んでおきたかったー。

 

そして3日目は渋滞回避のためお昼前には帰路へ。

 

一般庶民の私たちはいつもホテルにはお金をかけないのですが、今回はちょっと奮発して4つ星ホテルへ宿泊。というか、田舎の自然あふれる落ち着いたところでゆっくりしたい夫の希望に合ったところがそこだっただけなんですけど(*'ω'*)

泊まってみての感想としては、うーんというところ(笑)

部屋自体は小綺麗なよくある雰囲気だったのですが、冷蔵庫もソファーも湯舟もないし、シーツにはシミはついてるし、トイレや洗面台にも落ちないのか汚れがついているし。。。

朝食はなんと一人19€ (高っ!)だったので、どんだけバラエティーにとんだ極上ビュッフェかと思いきや、そこまでな印象。。。果物もあまり種類がなくて、ちょっと残念。

まっおいしかったのでいいんですけど、19€分も食べれていないのは確実(笑)

ただスタッフのみなさんはどの人も感じのいい対応。

そして何より、ホテルの食堂からの景色は抜群に良かったです。

 

ホテルの中庭からの眺め

 

お高めなのも、すべては景色代だと思えば納得。

周りにはほかの建物などなく、森の中にあるので落ち着いた雰囲気。

5月の季節の良い時期だったので、木の葉も緑に生い茂り、眺めは最高でした。 

結婚式の披露宴の会場にするにはすごくいいなぁと思いました。

 

お城もあり、観光もできるし、自然もあるし、パリからそう遠くないところへ車で週末に出かけたい人にはなかなかおすすめのエリアです。

絶賛就職活動中

こんにちは。

ゴールデンウィークも終わり、また一週間の始まりですね。

20℃を超える暖かい日がちらほら増えてきているこちら。

天気のいい日には夜9時頃まで明るく、すでに日の長さに体が違和感を感じています(笑)

さて、フランスの年金改革に、日本の老後の年金問題。

退職したときはゆっくりやっていけばいいと思っていたのに、いろんな不安が押し寄せてきて、ただいま絶賛就職活動中。

予想はなんとなくしていたけれど、前職と同じ職種での採用への道はなかなか厳しい模様。

かといってなんだかんだ関連学位や講座の履修に加え、経験が求められるおフランス。

ほかの職種への転向も一筋縄ではいかないので、さてどうしたものかと頭を抱え始めています。

やりたいことや将来の目標が明確にあれば、覚悟を決めて一からやれるんでしょうけどね。

年齢も上がってきているので、できることなら長く働きたいし、無駄に転職歴を増やしたくない。。。

我ながら自己分析はまずまずできていると思うのですが、分析すればするほど同じ職種ではフランス人に勝ち目がない上に、リストラといったいざという場合のつぶしがきかないじゃん!という結論に達してしまう。。。

採用されるか否かは別にして、日本ならまだまだ見込みがある職種なんですけど。。。確かに時差が問題になるのはわかるのだけど、逆に時差のおかげで日本だと夜勤に当たる時間に就業できるので、そこにメリットを見出してくれたらいいのになぁなんて思ってしまう。

なかなか厳しいもんです。

できることなら前職と同じ職種で見つけたいけれど、永遠に無職のままではいられないので、タイムリミットを決めて動かねば。

講座を受けるにしても、受けたいときにその講座が開講されるとは限らないし、場合によっては1年待たなければならない可能性もあるしなぁ。

もっと直感で後先考えすぎずに動けたらいいのになぁ。

どこかでまた覚悟を決めねばと、採用面接の結果を待ちながら思う今日この頃です。

ついにフランスで株に手を出しました。

こんにちは。

5月がスタート!

日本ではゴールデンウィーク真っ只中の人も多そうですね。

こちらフランスでは5月になんと4回も祝日があり、季節もいい時期なのでちょっとうれしくなる月なのです(;´∀`)

そして今日5月1日はフランスではメーデーで祝日です。

年金改革への不満がおさまらないこともあり、今年は例年以上の規模で各地で行進が行われたようです。

年金改革、、、老後のことを否が応でも考えずにはいられないですね。

さて、そんな老後の心配&昨今の投資ブームの流れを受け、株に1年以上前から興味のあった私。

口座を持っている銀行で株のシミュレーションができるのでやっていたのですが、忙しさで放置していて、忘れたころに見ると常にマイナス( ;∀;)

やっぱり株って難しいのねーなんて思っていたのですが、老後の年金問題に加え、無職の身になってしまったので、ちょっとでも預金を増やしたいという思いもあり、覚悟を決めて株に手を出しました!

 

以前購入していた株の本(日本語)を読みなおし、フランス語の株のサイトを見ながら、よくわからないなりに手探りでやっています。

株の沼にはまらない様に自分の中で予算を決め、その中でやる。

ダメでも、あー自分には株は向いてないとわかるし、それはそれで投資になる。

株ってどうなんだろうっと思いながらズルズルするよりいいなと思って腹を決めました。

 

ただ最大の難点はそう、フランス語。

そもそも日本でもやったことのない株に、フランスで手を出すという(´Д`)

かなり前、シミュレーションを始めたときに夫をそそのかし(笑)、夫もいろいろ株について調べていたのですが、今回は「自分は知らないよ」というなんとまぁ非協力的なスタンス。

ま、いいのです。

自分がやりたいと思って始めるんだから自分でやらなきゃ意味がない。

そうだった、今年の目標の一つはフランス語での自立。

まず株のための口座を、普通口座を持っている銀行で開設。

ネット銀行なのでオンラインで申請。

この時に取引の金額や回数に応じて手数料のコースを選びます。

私はもちろん初心者なので初心者向きの取引の金額も回数も少ないコースを選択。

確か翌日には株取引用の口座が開設され、まずはツールをいろいろいじってみるところからスタート。

何が何だかさっぱりなので、説明書も読みつつ理解。

といってもいまだに謎な要素も多いんですけど(笑)

それからこの株用の口座に普通預金から送金。

普通預金の口座からはすぐにお金が引き出されたのに、株用口座にはすぐ反映されなかったので焦ったぁ。どこにお金よ行ったんだー。そしたら次の日に入金されました。

そしていろいろとこちらの上場している会社の株価の変動やどういう分野の会社なのかみながら、まずは株価の安いところに目星をつけて購入!

いやー初めての購入はドキドキしました(*´ω`)

変なことしてないよね?入力し間違えてないよね?何度も確認(笑)

そして無事購入。

案の定翌日から株価が下落。。。

おっと。。。

でもまあ安い株だったし、こんなもんさ。

と思っていたら1ヶ月ほどしてプラスになってました。

 

そしていろんな表記を見ていて改めて気づく手数料&税金の存在。

実はこの二つの存在がけっこう大きくて、多少プラスになったとしても株を売る時にも支払わないといけないので、手元に残るのはさらに少なくなるのです。

買うタイミングをつかむのも難しいけど、売り時を見極めるのも難しいなぁ。

そんなわけで、株の売買の差額で儲けるのは簡単じゃないなぁとすでに勉強になりました。

 

その後、株価高めの株を一つ購入。

こちらは変動が激しく、上がっていた株価が停滞気味&ちょっと下がり気味だったので意を決して売ったのですが、なんとその翌日に爆値上げ(;´Д`)

くぅー。

改めて売るタイミングを計る難しさを実感。

まぁでもスタートがうまく行き過ぎて沼にはまってしまうと危ないので、このくらいで良し。

でもちょっとはまってしまう気持ちもわからないでもないかも。。。

株の世界は奥が深すぎて、それを生業としているプロの方々もいるので、さすがにがっぽり儲けるところまではいかないと思いますが、将来のための勉強と思って、フランス語の勉強にもなるし、しばらく続けてみようと思っています(*'ω'*)

お花見2023

こんにちは。

もう4月末なのに、まだまだ寒いこちらパリ郊外。

湯たんぽも毎夜活躍中。

 

さて、今年も、パリの南部にあるソー公園に桜を愛でに行って来ました。

街中に植えてある桜は3月末には咲き終わっているものが多いのですが、ソー公園の桜はちょっと遅め。

今回はたまたまネットで3月末に撮られたソー公園の桜の写真を見かけ、まだつぼみだったのであと1週間くらいで咲くかなーと踏んで、こちらの4月始めのイースターの週末に行ってみました。

 

が、まだ早かったー。

2-3分咲きってとこでした。

これじゃ終われない!

 

ということで、先週、改めてトライしてみました('_')

そしてその時の桜がこちら☟

 

           

 

           

 

             

 

           

 

 

ピンク色の方はまさに見ごろの満開。

白い方は散り始めていましたが、こちらもまだまだ満開でした。

天気もよく、ベンチに座ってしばしぼーっと桜を愛でる。。。いい気分。

今年はいいタイミングで見られたし、平日に行ったので人もそこまで多くなく、大満足(;´∀`)

 

日本でもそうですが、桜の時期って雨も多く、満開の桜をタイミングよく楽しむのは意外と難しいですよね。次の週末に見に行こうと思っていたら雨でほとんど散ってしまったとか。

こちらは日本のような桜の開花予報はないので、いつが見ごろなのかも検討つかずなのですが、ここ数年の感じだと、ソー公園の桜は4月中旬が見ごろの模様。

来年ははやる気持ちを抑え、4月中旬まで待ってみよっと。

再就職サポート機関、Tingari

こんにちは。

さて、Pôle emploiでの失業保険給付に関連して「Tingari」という機関とやり取りするという話を以前したのですが、今回はそのやり取りについてちょっとご紹介できればと思います。

Pôle emploiでの失業給付が決まると、突然このTingariという所からメールが送られてきました。「電話するので一回目の面談を予約すること、この面談は義務」だと。

数日後に自動電話がかかってきたのですが、かけるよう言われた電話番号が聞き取れずそのままにしていたらその数日後にさらにメールが。。。

「メールを送り、電話もしたのに反応がない。電話するように。」と。。。(;´Д`)

ぎゃっ。まだ最初のメールから1週間足らずなのに。こ、こわい。。。

ということでメールにかかれていた電話番号に電話しオンライン面談の予約をいれました。電話口の女性の話し方がクールでこれもまた怖かった。。。

実はPôle emploiから「別の委託機関から連絡があります」という通知メールを受けていたのですがよくわからず、Pôle emploiでの面接のときにカウンセラーに聞いてみたのです。

すると、どうやらこのTangariという機関、求職者の希望にそっていない仕事を受けるように圧力をかけてくるらしい。。。( ゚Д゚)

こ、こわい。。。

ただでさえ言葉の壁で緊張するのに。。。

 

まず初回の面談は就職活動の時のリクルーターとの面談と似ていて、これまでの経歴や探している職種について聞かれ、Tingariという機関についての説明と、今後の流れについて説明がありました。

基本的にグループセッション1回参加と電話での進捗状況確認2回が義務とのこと。

最初の面談時にその日程が組まれました。

が、グループセッションの日時が直前で説明もなく変更される。。。

そしてちょっとイラっとした出来事が。

日時変更に関連して電話が朝10時頃にあったのですが、なにーまたTingari?また日時変更とか勘弁してよと、ちょっと警戒して電話をとったのです。コロナ感染の影響でいつも痰がのどに絡んでいるので第一声目がちょっと出にくいのですが、するとそのカウンセラー、

「もしかして起こしちゃいました?寝てました?あはは」と。

まさか過ぎる発言にちょっとびっくりしすぎて言葉を失ったのですが、くやしいかなフランス語ではとっさに言い返すことができず、「いいえ、全く」としか言えず。

いやいや、仕事してないからって毎日ぐーたら寝て日々を過ごしているんじゃないんだよ。朝から仕事に関連することをパソコンで勉強してたわ( 一一)

あー腹立つ。

なんかこういう仕事している人って仕事を探している人を下に見てるんだなーと思った出来事でした。

まぁでも変に言い返して、さらに嫌な対応されても困るし、ぐっと我慢です。

 

そしていざグループセッション。

実はこのグループセッション、Tingariのオフィスで開催される回とオンラインで開催される回があり、私はもともとオンライン開催の回を予約していたのですが直前で中止となったため、オフィス開催の日に一人オンラインで参加という形にしてもらいました。

内容としては仕事探しにおいて大事なことや履歴書の書き方などだったのですが、一般的なまぁそうだよねといったことばかりだったので、すでに就職や転職活動をしたことがあったり、目指す職種や業界が決まっている人にとってはそれに特化した内容ではないので、あまり参加のメリットはないかも。(でも参加は義務。。。)

その代わりフランスに来て初めてフランス語で就職活動する人にとっては為になるかなという印象。といってもフランス語のセッションだったのでフランス語がわからないと厳しいかも。。。

その後2週間ほどの間隔をあけて2回ほど電話での状況確認があり、就職活動の進み具合を聞かれました。

その中で特に言われたのが、案件を探し応募する幅を広げること。

こちらもたくさんの転職サイトがあるのですが、わりと同じ募集案件が重複して複数のサイトに掲載されるので、3-4つのサイトにしぼって探していたのですが、それではダメだと( 一一) いやーでも見るサイト増やしても同じ案件ばかりでむしろ時間の無駄な気がする。。。

こちらでは 「candidature spopntané」といって、募集の公表あるなしに関わらず希望の企業に自分の履歴書を送って売り込むというスタイルがあり、それもしていくようにと言われました。

このスタイル、フランスに来てすぐの頃に試したのですが、かすりもしなかったのであんまり効果があるとは思えないんですよね。

もしかしたら中小企業で、たまたま募集のタイミングが合って、そのポストに関連のある経歴や能力があれば面接の話があるかもしれませんが、コネクションがなければ現実的には厳しいんじゃないかなという印象です。

そもそもただでさえ忙しいのに、はっきりと募集していないときに届いた履歴書なんて見ないしとっておかないし、募集するときには一から募集しますしね。さらに外国人だとビザや滞在許可も絡んでくるので、尚さらあえて連絡しようとはならないでしょうし。

履歴書を送るときには志望動機書も添付するのですが、そのためにはその企業のリサーチが必須なわけで、時間がやはりかかるのです。そのため、かかる労力と企業から声をかけてもらえる可能性を天秤にかけたとき、労力の方が重いなと。

本当に就職したい企業があるのであれば試してみる価値はあると思いますが、とりあえず程度ではあまりお勧めしません。

 

そんなこんなで3回目の電話での進捗状況の確認で、Tingariとのやり取りは終了となりました。この後、TingariからPôle emploiへ終了報告がされるようです。

 

私の場合は初めから警戒していたこともあり(笑)、自分の希望職種をはっきり伝え、ほかの職種は考えるつもりはないと伝えたので、ほかの職種については無理に勧められることはなかったですが、もし迷っている態度をとっていたら、また状況は違っていたかもしれないなと思います。

最初の面談から約2か月。

とりあえず無事に終わってよかった。。。