フランス暮らしあれこれ  セ・ラ・ヴィの国で奮闘中

フランス人夫とパリ郊外で2人暮らし。異国の地での日々の生活や手続き、結婚等あれこれを綴っていきます。

寄付のかたち

こんにちは。

日々、日が長くなってきているのを感じる今日この頃。

先日の3月11日で東日本大震災から11年。

今現在も終わりが見えていないロシアによるウクライナ侵攻。

ありがたいことに、これまでは命に関わる天災・人災に大きく巻き込まれることはなかったけれど、世界はつながっていて、知らず知らずのうちに影響を受けているんですよね。他人事ではない。

 

フランスに来て、いい意味で気になったのは「寄付」。

時折見かけるのが食べ物の寄付。

いつも行くスーパーではたまにボランティアの団体の方がチラシを配っていて、そこに載っている食品や生活用品をそこで買って、そのまま寄付してくださいというもの。

保存の効くお米だったりジャムだったり、シャンプーだったり。

レジの先にカートが置いてあり、寄付するものは購入後そこに入れます。

初めて見たときはちょっと驚きましたが、いい取り組みですよね。

こちら側も自分の買い物ついでに何か買って、その場のカートに置くだけなので手間もかからないですし、ちゃんと食べ物として困っている人に届けられる。

 

日本で生活していた時は、気づいていなかっただけかもしれませんが、そういう場に出くわすことがあまりなかったような気がします。

日本では個人でする寄付としては「募金」の形が一般的な印象(._.)

コンビニに募金箱が置いてあったり、天災時に何かしたくても、何が必要でどこに送ればいいかわからず、テレビ等で案内される赤十字だったり支援団体にお金という形で寄付をする。最近はクラウドファンディングなどもメジャーになってきていますよね。

街中で見かけていたのはあしなが募金。

募金したいなぁと思いながら、大きな声でお礼を言われるのに抵抗があって躊躇したなぁ(;´д`)

 

そういえば、コロナが流行る前ですが、消防士の方々がカレンダーを売りに家に来たことがありました。

値段は決まっていなくて、こちら側次第('Д')

これを購入することが消防士団体への寄付になるのです。

 

週末、立ち寄った薬局の入り口に貼られていたチラシに「UKRAINE」(ウクライナ)の文字があり、よくよく見てみると、絆創膏や消毒などを薬局で購入し、ウクライナに寄付しましょうという案内でした。市役所と連携して行われているようでしたが、こういう取り組みっていいなぁ。寄付する側も、わざわざどこかに行ったりする必要はなくて、自分の用事のついでにできる。生活の中にうまく組み込まれてますよね。

 

お金そのものよりも物を寄付する方がなんだか寄付へのハードルが下がる気がするんですよね。お金だと、これだと少ないかなぁとかちょっと気になってしまう。いくらでも寄付に違いないんですけどね。

 

物であれ、お金であれ、本当に必要とされる物が、本当に必要としている人に届くということが大事。

でもそれ以前に、寄付が必要な状況があるということに目を向けないといけないんですよね(._.)