フランス暮らしあれこれ  セ・ラ・ヴィの国で奮闘中

フランス人夫とパリ郊外で2人暮らし。異国の地での日々の生活や手続き、結婚等あれこれを綴っていきます。

バカンスと共にストライキ到来

こんにちは。

こちら7月もスタートし、待ちに待ったヴァカンス時期の到来です(∩´∀`)∩

私は6月末から祝日もくっつけて2週間半の夏季休暇を取得☆

おそらくこの休暇がフランスで働く上での最大のメリット(笑)

日本では1週間の有休ですら難しかったので、改めてすごい制度だなと思います。

そしてこのヴァカンスを狙って起こされるのが、グレーブ、いわゆるストライキです。

フランスでは驚くほどよくあり、一番影響があるなぁと思うのが公共交通機関のグレーブ。要は給料の賃上げを要求するもの。

ヴァカンス時期を狙うことでより多くの人に影響を出し、自分たちの要求が吞まれるようにするのです(-_-;)

パリやその近郊ではRATPというメトロやバス、路面電車を運行する会社と、SNCFというパリ近郊の電車やTGVといった高速鉄道を運行する会社があるのですが、このSNCFの労働組合によってかなり頻繁にグレーブが起こされるのです。

 

以前ベビーシッターのアルバイトをしていたときもこのグレーブが2-3か月続き、たかだか1時間のアルバイトのために往復3時間もかかるという日もありました。電車の本数が減るため、朝のラッシュ時はまさにギュウギュウ。息吸えない。。。

通勤に片道2時間かかった日にはもうゲンナリ。

 

そしてなんと今回イタリア・ローマ旅行に見事ヒット( ;∀;)

基本的にグレーブが起こる場合、〇月〇日に行うと事前予告されるのですが、今回はまず出発前日に予告なしで発生(-_-メ)たまたま最寄り駅前を通った時に、異変を察知。

すぐにネットで調べたところ次の日も影響が続きそうと。

ローマへはパリにあるリヨン駅から出る列車で行くことになっていたのですが、ただでさえ朝早く出発する予定だったのに、別のルートで向かうことになりさらに早く出発することに。

案の定、出発日当日、最寄り駅の掲示には電車の時刻が表示されず。いやー危なかった。

さらにはなんと帰宅予定日にこちらは予告ありでグレーブをしますと( ゚Д゚)

パリ⇔ローマ間の列車はフランスの会社SNCFのほかにイタリアの交通会社も列車を走らせていて、多くの場合、パリ⇔ミラノ⇔ローマという形で一度乗り換えをすることになります。私たちの予約していた列車はパリ⇔トリノ⇔ローマ。そしてよりにもよって帰りのトリノ→パリ間の列車のみフランスSNCFが運用する列車を予約。

そしてグレーブの予告。。。

ただこのグレーブ、すべての列車が運休することは少なく、本数が減らされることが多いのですが、自分たちの乗る便がキャンセルされるのかはわからないのです。

結局チケットを変更するにも変更手数料がかかるので、そのまま様子を見ることに。

最悪トリノで一泊してちょっと観光でもすればいいかなーなんて。

すると帰宅日の前日にメールが届き、乗る予定の列車は運行されると案内が(*‘∀‘)

良かった、良かったと思いつつ、帰宅日は予定通りローマからトリノへ行き、次のパリへ向かう列車に乗り込んで約1時間、車内アナウンスが。

なんとこの列車はパリに向かわず、終点がModaneになり、そこで乗客全員別の列車に乗り換えるようにと。どっひゃー。

乗り換え自体はスムーズに行ったのですがトータル40分の遅れ。

実はパリではいろいろなメトロの路線が工事をしていて、乗りたい路線が夜間閉まるのです。

予定通りに着いていれば乗れたのですが、列車の遅れによりこの路線が閉まってしまい別ルートで帰宅する羽目に。さらにグレーブの影響でパリ近郊の電車の本数も減らされていたためさらに帰宅に時間がかかるという始末(;´д`)

疲れた体にグレーブはけっこう堪えます。。。

今回は旅行の行き帰り両方でグレーブに当たってしまうという何とも言えない運(T_T)

でも無事に行って帰れたので良しとしよう!