フランス暮らしあれこれ  セ・ラ・ヴィの国で奮闘中

フランス人夫とパリ郊外で2人暮らし。異国の地での日々の生活や手続き、結婚等あれこれを綴っていきます。

今年初の猛暑到来

こんにちは。

タイトル通り、ついにフランスにも今年初の猛暑がやって来ました!

5月に少し暑くなったりした日がありましたが、最高気温が30℃を超えることは少なく、過ごしやすい時季を満喫できていたのですが、フランスでは猛暑は突然やって来るのです。

ちなみにこちらでは猛暑のことをカニキュルと言います。

先週水曜日あたりから最高気温が30℃を超え始め、1日ごとに2-3℃ずつ上がり、ついに土曜日は38℃(;´д`)

日本だともはや毎年恒例、最高気温が35℃を超えるのは当たり前ですが、こちらパリ近郊辺りではまだまだ稀なのです。

以前ブログで紹介しましたが、こちらでは一般的に自宅にエアコンはありません(;゚Д゚)

日本でよく見るタイプのエアコンを電気屋さんで見ることはほとんどなく、あっても空気清浄機のように床に置き、本体からでている排気用の太いチューブを窓やドアから外に出すタイプのもの。基本的に見かけるのは扇風機です。

気温が高いフランス南部ではエアコンを備え付けているお宅も多いそうなのですが、我が家にはもちろんなし。

そのため38℃なんて予報を見てしまった日にはドキドキが止まらないのです(笑)

 

エアコンのない我が家、そしておそらく多くの家庭では、カニキュルの時には窓を閉め、窓の外についているシャッターを閉め、ひたすら自宅で静かに過ごすという方法で乗り切るのです!

初めてこのカニキュルを経験した時、窓を閉めようとする夫にびっくりし、風がないと暑いよ、何やってんの?と文句まで言っていた私ですが、やはり現地の人間の対処法が正しかった(笑)

日本の場合は湿度が高いため、エアコンがない状態で部屋を閉め切ってしまうと危ないですが、こちらは湿度が低いため、この窓もシャッターも閉めきって熱を遮断する方法が一番室温を低く保てるのです。

この方法で外気温が38℃の中、なんと室内は28℃。

あとは建物の材質も関係しているかと思うのですが、例えば外がすごく暑くても、建物に一歩入ると少し空気がひんやりしているのです。

我が家ではそれでも暑いときはやっぱり暑いので、数年前に扇風機を導入。

今回はさらにガスコンロを使わない!という策もとり、食事も出来合いのものを買ったり、火を使わないで済むハムやサラダや果物。

ちなみに窓の外のシャッターまで閉めるため、部屋の中が薄暗く、でも電気をつけるとその熱で暑くなるので、できることも限られます。

 

日中は暑い暑いと言いながらもどうにかなるのですが、一番困るのが夜。

日も長いため気温が下がらず、夜10時頃でも30℃超え。今回は深夜日付をまたいでから28℃まで外気温が下がったので、そこでやっと窓をオープン。

それでもどうにもならないときは凍らせた2Lペットボトルを枕元に置き、ちょっとでも涼しい空気を感じられるようにという策をとっています(≧◇≦)

 

ところで自宅にはエアコンがないことが多いですが、オフィスやデパート、電車などではエアコンがついているので、猛暑日はむしろ出勤した方が涼しく過ごせる場合も。

ちなみにバスや電車によってはエアコンがついていないこともあるので、その場合、ここはサウナと覚悟するのみ。。。(-_-メ)

 

ちなみに今回のカニキュルは数日で終わり、なんと翌日曜日朝は17℃、嵐もあり、最高気温も29℃。猛暑が連日続くより全然いいのですが、この気温の変化が急激で体がついていきません。。。

 

夏はまだまだ始まったばかり。

またカニキュルが来てしまうかも。

あぁ今年はこの一回のみで終わってほしいよぅ(T_T)