フランス暮らしあれこれ  セ・ラ・ヴィの国で奮闘中

フランス人夫とパリ郊外で2人暮らし。異国の地での日々の生活や手続き、結婚等あれこれを綴っていきます。

フランス語と学歴と経験。

9月ももう中旬にさしかかりつつある今日この頃。

夜10時過ぎまで明るかった日がうそのように日はどんどん短くなり、夏は終わりなんだなぁとちょっと物悲しくなるこの頃です。

特に8月はみんなヴァカンスで出かけるため、町も静かだったのですが、9月から新学期が始まり、だいぶにぎやかになってきました。

 

そして私には大きな変化が(>_<)

ついに就職先が決まりました!

フランスに来て2年4カ月。長い道のりでした。。。(;´д`)

といっても試用期間中の身。まだまだ安心できません(笑)

勤務開始して約1か月半、あぁフランスってこうだったと実感しつつ、フルタイムで働く大変さを再認識しています。

 

 

今回の仕事が決まるまでの期間、まったく仕事をしていなかったわけではなく、運良く決まった短期の派遣の仕事をしたり、思い切って応募して受かったポストを受けたりもしてきました。

でも探していたのはフルタイムのCDI雇用。日本で言うところの正社員雇用。

もちろん日本での経歴を活かした仕事が一番だとは思っていましたが、日本で取得していた資格がフランスでは通用しないということが徐々にわかっていく中で、特に業種を狭めるのでなく、今の自分の状況で受け入れてもらえるところであればどこでもいい!というぐらいの気持ちで仕事を探していました。

以前も少し触れましたが、そもそも失業率の高いフランスで、フランス語が十分でなく、日本の資格が使えないとなると就職はかなり厳しいのです。そしてかなりの出不精で人脈もほぼ皆無( ;∀;)

もちろん業種や語学力、経歴、人脈、タイミングなどで変わってきますし、中にはすぐ仕事が見つかる人もいると思いますが、私にはかなり大変でした。

 

そこで今フランスで求職中、もしくは今後フランスで就職希望の方にお伝えしたいのは、「フランス語の上達に努めるべし!」

当たり前といえば当たり前ですが、基本どんな所でもフランス語ができなければけっこう厳しいのです。私が今勤めている会社では業務上英語が必要ですが、基本社内のコミュニケーションはフランス語です。

日本語や英語が求められるポストでも、フランス語は必要ないというポストはほぼないと思います。

語学力の向上はすぐ叶うものではないですが、急がば回れ、やっていて損はありません。

 

そしてもう一つ、「未経験では通用しない!」。

日本の場合は未経験でも可とする募集がそれなりにありますし、未経験で採用になった場合、その人を教育する体制が整っていることが多いと思います。会社で育てるという風潮があると思います。

でもこちら、もちろん会社によって違いはあるかと思いますが、基本自分で学位を取得したり専門のコースに通って知識をつけ、さらに場合によっては研修生をして経験をつみます。その上で就職したいポストに応募します。

そのため、多くの募集で少なくとも2-3年の同様の経験があることが求められる、要は即戦力が求められます。

実際私は資格が生かせそうなポストに応募していた際、リクルートの人に相談をすると、やはり関連講座の履修や経験がないため仕事の紹介は難しいと言われました。

日系の企業もいくつか応募しましたが、多くの日本人が在住しているパリ近郊では、やはり自分の感覚としては未経験では通用しないなと感じました。

 

そう、もし未経験の業種や職種にトライする場合は、その関連講座の受講を強くおすすめします。フランスでは「会社で教えてもらう」という発想がないため、驚くほどたくさんの講座が存在します。そしてそのためにもフランス語の向上は不可避!

ちなみに、講座は決して安くありません(;´д`)

もしこれからフランスに来る、日本でまだ時間があるという方でフランスで講座を受けられる日はくるのやら。。。という方は、ぜひ日本でその経験を積んでおくことを強くおすすめします。

ちなみに私がこちらで講座を探すときに使ったサイトがこちら。

https://www.defi-metiers.fr/dm_search/formation

大学などの高等教育のレベルから、専門学校、専門講座などフランスのあらゆる講座を検索できます。すべてを網羅しているわけではなさそうですが、勉強したい分野がある方はぜひ使ってみてください。

 

まだ始まったばかりでこの先どうなるかわかりませんが、少なくとも「仕事は?」の質問が今は苦ではないのがうれしいです(笑)