フランス暮らしあれこれ  セ・ラ・ヴィの国で奮闘中

フランス人夫とパリ郊外で2人暮らし。異国の地での日々の生活や手続き、結婚等あれこれを綴っていきます。

自動車運転免許証の切り替え

渡仏後、滞在許可に関わるOFIIでの手続きのほかにすべきことの一つが、日本の運転免許証をフランスの運転免許証に切り替える手続きです。

学生やワーキングホリデーではない一般の長期滞在者の場合、フランスで運転するのであれば、フランスの運転免許証に切り替えなければなりません。フランスに入国後1年を超えるとフランスの運転免許証に切り替えることができなくなるようなので、早めに手続きにとりかかりましょう。

 

今回は運転免許証の切り替え手続きについてご紹介します。

*Haut-de-Seine県 (92県) での2019年5月時点での情報です。

 

ちなみに私、手続きをした1年後の2020年5月現在、まだフランスの運転免許証がもらえていません (;゚Д゚)

  

 

1.   必要書類の準備

2.オンライン予約

3.県庁で申請

 

 

 

1.必要書類の準備

県庁のサイトにのっている必要書類のリストを参考に準備しました。

また、在仏日本大使館のサイトに、「フランスの運転免許証への切り替え」というページがあり、こちらも参考にさせてもらいました。

 

準備した書類👇

・申請書 cerfa No.14879*01

Servce-Public.fr というフランスの行政手続きについてのオフィシャルサイトからダウンロードできます。

 

・申請書 cerfa No.14948*01 Ref06

これもServce-Public.fr というフランスの行政手続きについてのオフィシャルサイトからダウンロードできます。

 

・日本の運転免許証&コピー

 

・運転免許証のフランス語訳

在仏日本大使館でしてもらった翻訳で大丈夫でした。

 

・パスポート&コピー

 

・住居証明

3か月以内に発行された電気・ガスの請求書と、請求書には夫の氏名しか記載されていないので、夫に書いてもらった私がその住所に住んでいる旨の証書、そして夫の身分証明書を持って行きました。

 

滞在許可書&コピー

 

日本の運転免許証の有効性に関する書簡(3か月以内に発行されたもの)

これ、すごく迷いました!

在仏日本大使館で作成してもらえるのですが、大使館のサイトによると、パリ在住の場合は大使館作成の書簡は認められず、日本の安全運転センターが発行する運転経歴に関する証明書とその翻訳を準備しなければならないとあったんです。

ただ、パリ以外の場合がどうなのかわからず、運転免許証の翻訳申請で大使館に行ったときに思い切って窓口で聞いてみました。

すると窓口担当の方から、「92県の場合は今の所大使館発行のもので受け付けてもらえているよう」と教えて頂き、それを信じて大使館で作成してもらいました。

実際、大使館作成のもので大丈夫でした!

 

証明写真4枚

背景の色に要注意!

日本でとった背景が青色の証明写真は受け付けてもらえませんでした(ーー;)

どうもフランスでは証明写真の背景は白色が基本みたいです。必要書類のリストには背景の色についての指定はなかったんですけどね。。。

 

 

2.オンライン予約

書類がそろったら申請のための予約をします。

県庁のサイトからオンラインで予約です。

書類を郵送しても対応してもらえませんので気をつけてください。

私は申請方法の確認がきちんとできておらず、県庁宛に必要書類を郵送してしまいました。すると後日、「郵送では対応していないので、インターネットで予約をとってください」という説明書とともに、送ったすべての書類が郵送で返却されてきました。

私が予約をしたときは比較的空きがあり、2週間くらい先の日時を予約できました。

 

 

 

3.県庁で申請

予約票にも記載がありますが、当日は遅れないようにしましょう!

予約の15分前には到着しておくように推奨されていました。

 

県庁につくとまず手荷物チェック。

それが終わって敷地内をすすみ、一番奥の建物(だったはず。。)に入ります。

確か柱のそばに機械があり、そこで受付番号を受け取ります。

建物の奥にさらに入口があり、そこを入って一番奥まで進むと番号がついた部屋がいくつかと待合室があり、そこで自分の受付番号が呼ばれるまで待ちます。

オンライン予約の際に時間を指定していますが、実際には受付番号順に呼ばれるようでした。

 

いざ自分の番になり、ついて来てくれていた夫も一緒に部屋に入ろうとすると、

「ご主人は入れません。何かあればこちらから呼ぶので外で待っていて。」

と言われ焦る私( ゚Д゚)

担当の女性がハキハキした物言いの方で余計ドキドキ。

「こちらが言う書類を順番に出して。まずは~。」

言われた書類を一つずつ渡していきました。

無事に終わるかなと思いきや、申請用紙に貼っていた証明写真をみて、

「あらーこれはダメよ。白じゃないじゃない。しかも貼っちゃってる。うーん。ちょっと聞いてみるけどどうかしらねー」と言われ、またまた焦る私。

写真で受付拒否とか悲しすぎるー。

奥で確認してくれたようだったのですが、やっぱりダメとのこと。

でも「あとで証明写真機でとってもどってきて」と言われ一安心(*´▽`*)

 

仮の運転免許証を受け取るにあたり説明があるとのことで、私のフランス語レベルを心配し、ここで夫が呼ばれました(笑)

 

このとき私たちが英語で会話をしているのを聞いた担当の方から、

「あらっあなた英語話せたの?言ってくれればいいのに」と言われ、内心、「フランスの行政機関で英語で話しかける度胸はないです。。。それに英語が話せるか聞かれなかったし。。」と思ってしまった私。

 

ちなみに最後に受けた説明は、切り替え手続きはすごく時間がかかること、仮の証書は1年有効だけど、期限がせまってきたら遠慮せず連絡すること、仮の証書はフランス国内で有効だけど、日本を含め他国では使えないといったことです。

 

その後急いで建物の入り口横にある証明写真機で証明写真をとって戻り、無事仮の証書(

attestation de depot de permis de conduire)をもらうことができました。

 

そしてあれから1年、コロナウイルスの影響もあり県庁も閉まったまま。ついに仮の証書も期限が切れてしまい、今の免許証の状況を知るため、先日問い合わせのメールを送りました。現在返事に3週間ほどかかるとの注意書きがあり、今は気長に返信を待っているところです(ーー;)

 

通常であれば免許証ができると連絡がはいり、県庁に受け取りに行きます。

 

はていつになったらフランスの運転免許証がもらえるのか。。。

長い長いとはよく聞くフランスの行政手続きですが、1年以上ってちょっと。。。ひどいんでない?と思ってます。