フランス暮らしあれこれ  セ・ラ・ヴィの国で奮闘中

フランス人夫とパリ郊外で2人暮らし。異国の地での日々の生活や手続き、結婚等あれこれを綴っていきます。

フランスで、人生で初めてスリに狙われました。

こんにちは。

 

外出制限が緩和され、外にでる機会や、電車やバスに乗る機会ももとに戻りつつあるこの頃です。

そんな状況も踏まえ、今回は治安に関連して私の体験談をご紹介したいと思います。

 

日本は治安がいいと言われていると思いますが、それもあり、大体海外にいるときは比較的警戒心を強めにもって行動しています。そのおかげか、これまで海外に滞在中、道端で絡まれたり強盗にあったりといった危険な目にあったことがありませんでした。

あっそういえば、もう10年以上も前にスペインを友人と旅行中、マドリッドの中心地で上半身裸の男に無言で目の前に立ちはだかられて行く手を遮られ、近くに止めてあったパトカーのそばに逃げた、ということはありました(笑)

私の場合、夜一人で歩かない方がいい、と言われているところにはもちろん一人で行かないですし、持ち歩くバッグも肩掛けなのですが、外から中が見えないようにしっかり持ちます。高価なアクセサリーもほとんどつけません。道端でたむろしている人がいたら早めに反対側に渡って避けますし、基本歩くのは早めです(笑)

そんな私ですが、フランスに来て約1年後、スリに狙われてしまいました!

あっでもご安心ください、何も盗られず未遂でした(∩´∀`)∩

ちなみにその時、私は1人ではなく、ザ・フランス人の夫と2人でいたのでそりゃもうビックリ(゚д゚)!そう、誰かと一緒にいるときの方が意外と油断して危ないのかも。

 

このときは2人ともリュックを背負ってパリの北西にあるサン・ラザールという駅に電車で向かっていました。

電車に乗り込んだ時に20代前半?くらいの男の子2人が目に入ったのですが、特に気にせず。ただ同じ車両に乗っている人があまりいなかったのと、アラビア語のような聞きなれない言葉で話しをしていたので少し印象には残っていました。

サン・ラザール駅に着くと彼らは私たちを追い越して少し前方を歩いていました。

その後改札をでて階段を使って下の階に移動していると、なぜか彼らが同じように後ろから階段を下りてきました。

階段を下りた先で何かがリュックにぶつかったような感じがあり振り返ると、先ほどのうちの1人が横からスッと前にでてきました。

なんとなく「あれっ?」と思うも、そのまま地下鉄の乗り換えへ。

すると地下鉄の改札を通った後も彼らがついてきていて、ついにホームにつづく階段を下りている途中、夫が目撃!

彼らのうちの1人が私のリュックの前面についているポケットをあけて手をつっこんでいたんです!

驚くべきは白昼堂々、ほかにも階段を下りている人もいる中スリをしようとし、夫が声を上げたのにもかかわらず何事もなかったかのように表情ひとつ変えず彼らは止まっていた地下鉄に乗り込んでいったのです。

実は夫も二人がついてきていることに気づいていたらしく、気をつけていたようです。

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背負っていたリュック。この手前についてるポケットが狙われました!

 

私は以前からリュックって後ろで何かされてもわからないから危ないなぁと思っていて、すぐには開けられないようにジッパーを閉めています。特に前面についているポケットには貴重品を入れないようにしていて、この時も入れていたのは文庫本とティッシュとマスク。(今ならマスクは盗られていたかもしれません、今は貴重品(笑))

そんなわけで何も盗られず未遂に終わりました。ふぅー。

ただスリに狙われた衝撃が強く、しばらく気持ちがざわつき、その後はリュックを前にだっこする形で持ってました。

 

私が狙われた理由はアジア人だから、女だから、リュックだったからといろいろあるんだと思うのですが、ただ今回に至っては夫ではなく私でよかった!

というのも、夫、リュックの前面のポケットに財布を入れてたんです(;゚Д゚)

あぶなーい!!!

夫も初めての経験だったようで、しかも犯行の瞬間を目撃しただけに衝撃が大きく、この事件以降リュックの前面ポケットには貴重品を入れなくなりました(笑)

 

この件で思ったのは、やっぱり誰かといると警戒心が緩んでしまうということ。

特に夫はフランス人なので、決してムキムキマッチョとかではないですが、一緒に出かけているときはちょっとした用心棒みたいな感じで安心していました。「私、アジアから来た外国人の女ですけど、私に何かしたら隣のフランス人夫がだまってませんぜ?」みたいな(笑)

でも二人で横並びで会話をしていたりすると、確かに周囲への注意はおろそかになります。そういう意味では、逆に一人で行動しているときの方が気をつけています。

 

これまではまさか夫といるときに狙われるなんて思いもしていなかったので、いい勉強になりました。

結果盗られたものはなかったから言えるのですが、何が嫌だったって、汚い手でリュックの中をさわられたこと。あぁ気持ちわるい。。。

 

コロナウイルスが落ち着いたら、きっと多くの人がまた海外旅行に行くようになると思いますが、特にパリに来る人は十分気を付けてください('ω')ノ

 

荷物はいかなる時も体から離さず、かばんは閉じて、高価なものは控えめに、たくさんの現金は持たず、道端で最新のiphoneなんて使わず、観光客感を出し過ぎないっていうのが個人的におすすめです☆

 

フランスに限らず日本でもスリはありますし、治安も、一つの国の中でも地域や場所によって違うと思います。でもなんだかんだ、日本に住んでいたときよりフランス(パリ近郊)に住んでいる今の方が警戒感を高めにもって生活しているのは実際のところです。

まずは狙われないように、狙われても被害がでないように気をつけて行動しようと思ってます☆