渡仏して1年後の滞在許可証更新手続き
渡仏後の1年間は配偶者ビザが1年間の滞在許可も兼ねています(滞在許可の有効化の手続きは必須!)が、その後もフランスに居続けるためには滞在許可証の更新をしなければなりません。今回はその初回滞在許可証更新手続きについて、レセピセ(仮の滞在許可証)取得までの流れをご紹介します。
*ちなみに92県Hauts-de-SeineのNanterreにある県庁での2020年3月時点の手続きです。
目次
1.県庁のホームページから申請予約
2.必要書類の準備
3.予約日に県庁で申請&レセピセ受け取り
1.まず県庁のホームページから申請の予約を行います。
更新手続きのための予約は現滞在許可の期限が切れる2か月前からとのことですが、もっと早くにすることをおすすめします。
というのも、私の滞在許可証の期限は3月中旬だったのですが、10月に予約状況を確認した段階ですでに2月中の予約受付。もうちょっと後にしようとその時は予約をしなかったのですが、これが大失敗。その後まったく予約がとれず、今は空いてる予約時間がありませんという表示がでるばかり。
結局1か月近く夫も巻き込み毎日予約ページにアクセスし続け、11月中旬にようやく予約成功。いやぁ焦りました。
2.無事に予約が取れたら必要書類を準備します。
県庁のサイトに必要書類のリストがあるのでそれを参考に準備しましたが、これもまた曖昧で本当に頭を悩ませました。
リストにないものも要求されることがあるというのを聞いていたので、念には念を入れていろんな書類を持っていきましたが、持参した書類でなんとか事足りました。
私は手書きの書類以外はすべてコピーも持って行きましたが、原本ではなくコピーが回収されました。
提出した書類はこちら👇
・パスポートの顔写真のページ
・パスポートの配偶者ビザのページ
・現滞在許可証/Confirmation de la validation de l'enregistrement de votre visa long sejour valant titre de sejour
・出生証明書/l'acte de naissance
大使館で対応してもらえる l'extrait acte de naissanceなのか、法定翻訳が必要な une copie intégral d'acte de naissanceなのかはっきりしなかったので、提出日からさかのぼって3か月以内に取得した両方を提出しました。
une copie intégral d'acte de naissance を準備する場合、戸籍謄本以外にも必要な書類があるので、早めに法定翻訳家の方に連絡を取って確認することをおすすめします。
・住居証明
私は夫が契約している家に住んでいるので、夫に一筆書いてもらったものを持参。
・写真2枚
・Copie d'acte de mariage/婚姻証書謄本
提出日からさかのぼって3か月以内のものとあったので、Service-Publicのサイト内のServices en ligne et formulairesの中にあるDemande d'acte de mariage(Célébré à l'étrangerからオンラインで申請しました。これは無料です。1週間以内には自宅に郵送されてきたと思います。
・夫の身分証明書
Carte d'identitéを持参
・共同生活を証明するもの
共同名義の公共料金の請求書や銀行口座明細書等を提出するようですが、私たちは6か月以内の公的な書類で2人の名前と住所がのっているものがなかったので、提出の1-2か月前に急ぎガス・電気会社の料金請求書と住宅保険のattestationに2人の名前をいれてもらうようにしたものを持参しました。
窓口では「これだけですか?」と言われたので、一瞬焦りましたが、大丈夫でした。
・Attestation de non polygamie と Déclaration de communauté de vie
これは必要書類のリストとは別に、申請時に持参しなければならないもの(Attestation à présenter obligatoirement le jour du rendez-vous)として別個で県庁のサイトに載せられているものです。同じ用紙に両方の項目が記載されており、自分で記入します。
・Formulaire à joindre obligatoirement à une demande de titre de séjour
これも上記の書類と並んでサイトに載せられているものです。私は準備していったのですが、最終的に提出したかちょっと記憶が定かでなく、もしかしたら提出しなかったかもしれません。(記憶があいまいですみません。。。) 一応必要となっているので記入して持参することをおすすめします。
・市民講座全4回の出席証明書
・Le contrat d'intégration républicane
渡仏後の初回OFII呼び出しの際にサインをした書類
・Certificat de controle medical
渡仏後のOFII初回呼び出しの際に受けた健康診断の証明書
これは持参したのですが渡さなかったような気もします。ただOFIIでは2枚もらい、1枚は県庁用となっているはずなので念のため持参することをおすすめします。
ofiiのフランス語講座を受講された方はその修了証もおそらく持参した方がいいと思います。
県庁サイト内の必要書類のリスト(liste de pièces justificatives pour la délivrance d'un titre de séjour)と、同じファイルにある、書類を準備する上でのサポート(aide à la constitution du dossier)の内容に違いがあり、ofii関係の書類については何も書かれていなかったりと準備には本当に頭を抱えました。
県庁や対応する窓口の担当者で必要書類が変わってくるという話もよく聞きますし、出直しを避けるためには念のためより多くの書類を持参することをおすすめします。
3.いざ県庁で申請
当日は遅れないように夫と早めに出発。
予約は朝一番の9時だったのですが、8時15分に県庁前に着くとすでに長蛇の列。
8時30分にようやく開庁。
入口でセキュリティーチェックがあるのでなかなか前に進まず、予約票を見せて予約が9時だと係員の人にアピール。なんとか門の中へ。
セキュリティーチェック後は小走りで申請窓口のある待合室へ。
着いたのは予約時間の4分前!セーフ!
そしてなんと9時ジャストに名前を呼ばれました(びっくり!)本当にあぶなかったです。ちょっとでも遅れていたら間に合わなかった。。。
そのあとは待合室の奥にある窓口で、担当の方が言う書類をひとつずつ渡しました。
指紋をとって、入力されたデータに間違いがないか確認して終了。
その場で6か月有効のレセピセを無事もらいました。
カードの滞在許可書をもらうまでまだありますが、ひとまずレセピセをもらえて良かったです!
これから申請の方に、
申請予約はお早めに👆
書類は要求されるかもと思うものはなんでも持参👆
予約時間は朝一番は避けた方が無難です👆