フランス暮らしあれこれ  セ・ラ・ヴィの国で奮闘中

フランス人夫とパリ郊外で2人暮らし。異国の地での日々の生活や手続き、結婚等あれこれを綴っていきます。

医者が足りない!

こんにちは。

いやー寒い寒い(*´Д`)

風邪をひかないように気をつけないとですねー。

さて、体調が悪くなればクリニックにかかることが多いと思いますが、日本だと、思ったときに近くの内科にかかることが多いんじゃないかと思います。

予約制の診療科も多いと思いますが、内科だと予約制でなかったり、そのまま飛び込みで行っても、待てば診てもらえるのが普通だと思います。

が、こちらおフランス、基本すべて予約制です(;´Д`)

そして難しいのが、電話予約。

日本の場合どんなクリニックでも肝心のお医者さん以外に受付の人、そして看護師さんがいます。電話をかければほかの電話対応中でない限り、かならず受付につながり、予約が必要なところでも、急ぎの状況であれば事情を話して早めに受診できるように調整してもらえます。

が、こちら基本はまず一般医を受診するのですが、多くの場合お医者さんたった一人しかいないため、電話をかけてもまずつながりません(._.)

たまに受付がいるところもあるのですが、状況を説明しても基本急ぎで受けつけるということがないので、予約ができる日時まで受診できません。

挙句の果てに新規の患者は受け入れないという一般医が結構いるのです(´Д`)

秋に引っ越しをしたのですが、ちょっと体調に違和感があり、近辺の一般医をdoctolibで探したのですが、軒並みどの登録されているお医者さんも新規の患者はオンライン予約を受け付けないと。。。ということで受付の電話番号がかかれているところに電話したところ「ここのDrは新しい患者さんは診ません」と一言。。。別のところは留守電になるばかりでまったくつながらず。。。

結局以前住んでいたところで登録している一般医のところまで1時間半かけて受診に行くという始末。専門医にかかるわけでもないのに。。。

 

そうなのです、フランスでは漫然とした医者不足。

そのため地域によってはかかりつけ医登録ができるはずの一般医がすでに門戸を閉じていて、新規の患者を受け入れないケースがあるのです。

体調って急に悪くなるもので、すぐ診てもらうことが大事なケースも多々あるのに、それが難しいという。。。

 

結局近所は難しそうなので、隣町まで範囲を広げて探していると、まだ新規の患者を受け入れていて、一週間後には予約がとれそうな所があったので予約。

どんな先生かなぁと思っていたら、年配の男性で、話しやすい感じで説明もきちんとしてくれるので良かったです。ただおそらくしっかり患者の話を聞いてくれるからか、時間が押す押す( ;∀;)結局時間を予約して行ったのに1時間以上待ちました。。。

 

もちろん地域で違いはあるんでしょうが、この件があってから、あぁフランスで体調を崩すと本当にやばいなぁと再実感。

そもそもの最初の受診までに時間がかかり、そこから検査できるまでに時間がかかり、その後専門医への紹介状をもらえても自分で専門医を探さなければならないし、専門医の受診予約に数か月待ち。。。

そんなわけで、少しでも最初の時間ロスをなくすため、ちょっとでも体調に違和感を感じたらすぐにネット検索して受診予約がおすすめ。

もうちょっと様子を見ようなんて言っていたら、どんどん予約できる日が遅くなる!

体調が良くなるようなら予約キャンセルすればいいのです!

 

そして体調が万全の人も、もしこれまでに一般医にかかったことがないのであれば、時間があるときにdoctolibなどで探して目星をつけておくのがおすすめです。

近所に新規患者を受け入れている一般医がいるのか、大体予約の空きがいつくらいからあるのか等々。

いざ体調が悪くなって一から一人で探すのはけっこう大変です。

 

日本にいたときは、体調が悪くなっても、クリニックに行こうと思った日に診察してもらえることが多かったし、何か検査が必要になっても、そこから紹介してもらえたり予約もとってもらえたりしていたので、あぁやっぱり老後は日本で暮らしたいなぁなんて思ってしまったこのごろ。

とりあえず、体調を崩さないように気をつけなきゃとこれまで以上に思わせてくれるフランス生活です(´Д`)