フランス暮らしあれこれ  セ・ラ・ヴィの国で奮闘中

フランス人夫とパリ郊外で2人暮らし。異国の地での日々の生活や手続き、結婚等あれこれを綴っていきます。

家族や友人と会う時はパートナーを連れて行くのが当たり前

こんにちは。

こちらの習慣で頭を悩ませてきたことの一つが、カップルは常に一緒に行動するということ。

正確に言うと、友人や家族が集まる時は必ずパートナーを同伴するということ。結婚していようがしていまいが関係ありません。

今回はそのことについてお話ししたいと思います!

 

 

そもそも友人関係はせまく深くというタイプの私(._.)

親しい友人とも毎日のように頻繁に連絡をとることはありません。

それにけっこう一人の時間が大事(笑)

4人、5人以上がそろうような集まりはそれぞれの関係性が見えず、表面的な会話しかできないので、自分の知り合いの集まりでも気がのらないことが多々あります。

そして親戚づきあいもあまりないので、叔父・叔母やいとこと連絡をとったり会うのも年に1回もありません。

そんな私にとって、夫の家族や友人との集まりの場に行くことはけっこうな試練(-_-;)

結婚した今は「妻」という立場も意識するので、とくに夫の家族との集まりは以前よりも行かなきゃなと思えます。

夫の友人と会うのも、何を話しているのかが何となくでもわかるようになってきたので、だいぶ抵抗感が減ってきました。

でもフランス語がちんぷんかんぷんだった頃はそれが原因で夫と口喧嘩になることがよくありました。というか、けんかの理由はほぼそれのみ(笑)

 

私にとっては自分の友人と会う時は一人で行くのが当たり前。だっていろんな話をしたいのに、夫がいたら気兼ねして楽しめないです(笑)

しかし夫にとってはパートナーである私を家族や友人との食事や集まりに連れていくのはごく当たり前のこと。むしろ連れて行かないのは体裁が悪いのだとか。パートナーが来ないのは2人の間に何かあるってこと?なんでなの?っとなるらしいのです。

 

夫にとって友人や家族との集まりは、楽しい事。

でもそもそもな性格の上に、フランス語もわからない身からすれば、それはただの拷問(;゚Д゚) しかも肝心の夫はこちらの様子を察して隣で訳してくれるわけでもなく、本当につらかった(笑)

 

それに正直な所、夫の友人だからといって、私ともそりが合うとは限りません。

 

そして友人に食事会に招待されたりすると、そこに集まるのは夫も初めて会うような人たちだったりすることもあります。

 

もちろん子供も合わせての10人前後の友人グループでの集まりもあったりするのですが、そもそもこのグループでの集まりが苦手な私は一時期、誰かの誕生日やら出産祝いやらで2か月の間に4回も集まりが企画されていたのには正直、あーたたち学生かい!?と夫につっこんでしまいました。

 

 

しばらくの間、どれだけ言っても夫にはなかなか私の気持ちが伝わらず。

なぜなら私の家族や親せきはみんな日本。フランスにいる友人も少ない上に、友人と会うときは夫を連れて行くことはありません。

なので夫は自分が私の立場になったらどうかがわからないんですよね。。。

 

 

夫はもともと休みの日は外に出たいタイプ。毎週末家にいるのは考えられない。かといって買い物などのショッピングも好きじゃない。友人や家族、親せきと過ごしたい人。

今度の週末は実家へ行こう、月末の週末は○○に声をかけて食事しよう、いついつは家においでよと誘われてるから~という感じで話しが始まり、私のイライラスイッチがオン。

私からすると、なぜにせっかくの週末にしんどい思いをわざわざしなきゃなんないの?私にとっちゃ全然楽しい週末じゃない、友達や家族との予定で埋める前に、二人でどこか行く予定入れようよ、ということで行きたくない、一人で行けばいいじゃんと応答。

そこでじゃあ行ってくるわとなればいいのに、そうならないのが難しい。

行かないでって言ってるんじゃないんです、一人で行ってって言ってるだけ。

むしろ喜んでもいいくらいじゃない?

それなのに機嫌が悪くなるんです。ちょっと落ち込む感じ。

なんで嫌なの?と声色が変わり、カレンダーを見ながらこの週末は予定が入っていない、毎週じゃないよと言ってくる始末。

 

私は私で声色が変わり、理由を並べて応戦。

 

そして雰囲気が悪くなる。。。

 

この不毛な流れが毎回繰りかえされました。

 

 

私自身、年に一回しか会わないとかなら、もちろん行きます。

でもその頻度が私からすると多いんですよね( 一一)

友人と会うだけでも公共交通機関を乗り継ぎ、何だかんだ片道1時間ほどはみておかなければなりません。さらに家族や親せきの家に行く場合はけっこう時間がかかり、必ず泊まりがけになります。電車を乗り継いで、片道3-4時間かかる所もあります。

そんな親戚の家に一度行った3か月後にまた行こうと言われたときは、さすがに勘弁してよと。

行くだけでも大変なのに。行ったところで私することないよ。。。夜は寝られないし、気まずいし。その時間、家で自分がしたいことしたい。ほんとに一人で行ってー!

 

私も頑固で折れないので(笑)、今回はもう行かない、行っても居心地が悪い、みんなに何か言われるなら私は用事があるって言えばいいじゃん...日本ではふつうなんだから日本の文化はこうなんだって知ってもらえばいいじゃん...etc とはっきり自己主張していたら、夫も徐々に慣れてきて、今では行かないと言っても機嫌が悪くなることはなくなりました(∩´∀`)∩ ふぅー。

 

外交的で休みの日は外に出たい夫とは反対に、家で過ごすことがもともと苦でない上に、外交的とはかけ離れた性格、さらには言葉の壁もあり、このフランスのパートナーは必ず同伴するという文化は本当に勘弁してほしかったです。

もちろん、そのおかげでフランス語を聞く・話す機会がもてたことは感謝しています。会う回数が増えれば気心も知れてきて、行くたびに緊張するということもなくなります。

それでも、それぞれやりたいこともあるのだから、それぞれの時間の使い方があるのだから、パートナーが来なくても別に何とも思わない・言われない文化になってほしいなーなんて思っています。