フランス暮らしあれこれ  セ・ラ・ヴィの国で奮闘中

フランス人夫とパリ郊外で2人暮らし。異国の地での日々の生活や手続き、結婚等あれこれを綴っていきます。

ガソリンだってストライキ

こんにちは。

ピクニック日和のいい天気に恵まれたこの週末。

紅葉も始まっていて、遠出するのもなかなかいい機会なのに、その足を引っ張るような出来事が。。。

そう、ガソリン関係のストライキです(゚Д゚)ノ

まったくニュースを追えていない今日この頃ですが、先週中ごろに夫が、

「ガソリンを入れてくる。日本じゃなあり得ないと思うけど、ストライキ。」

えっ?($・・)/~~~何のため?

「賃上げ」

あ~。。。

 

そう、これまで公共交通機関の度重なるストライキを経験してきましたし、教職員やコロナの影響もあり、医療従事者がストライキを行うニュースも見たりしましたが、ガソリン関係とは。。。

ガソリンを精製する工場の労働組合が待遇改善を目的に行っているのです。

 

どうやら先週辺りからすでにストライキはニュースになっていたらしく、ちょうどガソリンが尽きかけていて、この週末に車で出かける用事があったため、念のためにガソリンを入れに行った夫。

平日の昼間だったのですが、近所の2件は開いておらず、探して行ったガソリンスタンドも長蛇の列だったと(T_T)

そしてこの週末車ででかけたのですが、夫よ、早めに入れてくれてありがとう。

そもそもガソリンスタンドが何件も閉まってしまっているので、開いている所にみんなが集結し、長蛇の列。。。渋滞かと思ったらガソリンスタンド待ちの列が長すぎて車が進めず、進みたい車と並びたい車で大混雑。

そしてそれを横目で見つつ、夫に感謝。

 

この状況におかしくなる人はいるもので、割り込んできた車にキレて、「警察呼んでほしいの?」と言っちゃうご婦人がいたり、持っていたナイフで割り込んできた運転手を何回も刺しちゃう事件まで勃発(-_-;)

そもそも順番ぬかしをして割り込む人もどうかと思うけど、そこで刺しちゃうとこまでいっちゃうとは。。。

でも仕事やいろんな事情で車を使わざる負えない人にとってはけっこう死活問題なんですよね。

 

日本だとオイルショックや災害時にガソリンスタンドに列をなすことはあっても、ストライキなんて聞いたことないですよね。。。

ガソリン精製工場で働く人たちの労働環境がどうなのかわからないので、あまりいろいろ言うべきではないとは思うのですが、あまりにもいろんなストライキが頻繁に起こりすぎて、ストライキをすることの重みが薄れて内心あまり応援できないのが本音(-_-;)

自分の権利を主張するのは大事だけれど、もうちょっとそれが与える社会への影響を考えてほしいよなぁと思ってしまいます。

日本とフランス、価値観が本当に違うよなぁとストライキのたびに思います。